凱旋門賞制覇も現役続行のトルカータータッソ、今年のローテーションは?

昨年の凱旋門賞でドイツ調教馬として1975年のスターアピール、2011年のデインドリームに次ぐ史上3頭目の優勝を果たしたのが、トルカータータッソです。

レース後は種牡馬入り、あるいはジャパンカップ参戦の遠征も検討されたものの、今年のシーズンを見据えて休養に入りました。

近年の凱旋門賞馬の流れをみても、ソットサス、ヴァルトガイスト、ゴールデンホーンはそのシーズンでの引退を決め種牡馬入りを果たしていますが、凱旋門賞を勝った牡馬が翌年も現役続行となるのは、日本で種牡馬入りしているワークフォース以来となります。

管理しているマルセル・ヴァイス調教師は昨年開業2年目での凱旋門賞制覇となっており、今後の活躍が期待される新進気鋭。

今年の始動戦は凱旋門賞連覇に向けて逆算してのローテーションとなりそうで、秋は昨年と同じくドイツのG1であるベルリン大賞で復帰し、連覇に向けて仕上げていく予定となっています。

昨年のトルカータータッソのオッズは日本のJRAの国内オッズでは単勝万馬券となりましたが、今年はどのような戦績で挑むのか、本番のオッズも含めて楽しみな1頭です。

また、凱旋門賞連覇は最近ではエネイブル、トレヴが達成していますがいずれも牝馬ということもあり、牡馬での連覇が達成されると1977年、1978年に連覇したアレッジド以来となるだけに記録にも期待がかかります。

また陣営は昨年は断念したものの、引退レースとして日本のジャパンカップ遠征も選択肢の1つと考えていただけに、凱旋門賞後のローテーションもあわせて注目したいですね。