アイビスサマーダッシュ(2017)予想/過去10年のデータ・傾向

今週から新潟競馬が開催です！最初の重賞は夏の風物詩的な存在のアイビスサマーダッシュです。コーナーが存在しない1000mの直線という特殊な舞台で今年も熱いレースが繰り広げられます。

そんな新潟は今、断続的に降る猛烈な雨に見舞われており、佐渡市では「50年に一度」と言われるほどの大雨が降り、土砂崩れ・川の増水・浸水など深刻な被害が出ております。皆さんの無事と一刻も早い復旧を祈っております。

被害にあわれた現地の方々からすれば「正直競馬どころでない…」という感じだと思いますが、今回も過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にアイビスサマーダッシュのレース傾向を探っていきたいと思います。

中穴狙いがベストか？

2勝以上しているのは1番人気のみで、勝率50%、連対率60%と信頼度としてはまずまず。単純計算ですが、馬連で1番人気を外すだけで的中率は40%になるので、連から外して予想するのもナシではないと思います。

二桁人気が連に絡むことは少なく、三連系以外の馬券なら人気馬から中穴、または中穴から流すといった中穴狙いが良さそうです。ここ5年は大きく荒れてはおりませんが、特殊な舞台故に人気上位がコロッと負けたり、ノーマークの人気薄が激走して高配当を演出するケースもあるので、十分注意は必要ですが・・・。

コースは新潟の芝1000m。コーナーが1つもない直線のみで、スタートしてから270mほど緩やかに上り、その後200mほど下ります。その後また小さい山を越え、少し上下するとあとは平坦です。

コーナーが無いので距離ロスもなく、外ラチに沿って走れば真っ直ぐ走れる点などもあって、外枠が有利な傾向となっております。

脚質は先行有利。スタートからみんな全速力なので、スタートから流れに乗れるダッシュ力がある先行馬が好走する傾向にあります。

年齢は4,5歳が中心となります。7歳以上は割引いて良し。所属は関東馬が9勝しており圧倒的です。ただ、複勝率で見ると関東馬（18.9%）と関西馬（18.1%）にそこまで差はありません。

所属データ
所属	成績
栗東	1-8-4-59
美浦	9-2-6-73

前走重賞組が7勝で、中でも5勝のCBC賞組が優秀。同じコース条件であるオープン特別の韋駄天Sからは勝ち馬は出ておらず、母数で多い福島芝1200mのバーデンバーデンC組の方が好走馬は多いです。

前走の着順が上位でも凡走することは多く、二桁着順だった馬の優勝も二度あり、巻き返しも目立っております。前走の人気然り、前走の着順や評価はそこまで気にしなくても良いかもしれません。

※前走重賞・OP特別・条件戦の合計データ

※前走重賞・OP特別・条件戦の合計データ