【皐月賞予想2018】JRAが今推したいNo.1ホース?キタノの“騒動”にあやかり人気に?

ビートたけし(71)と「オフィス北野」が話し合いの場を設け、お家騒動もいよいよ収束へと向かっているという最中、今度はフジテレビの情報番組「直撃LIVE グッディ!」が実際は全く無関係の人間を「オフィス北野の現役社員」としてインタビューし、VTRを放送してしまった。後にオフィス北野に指摘を受け、ニセモノであることが判明した。5日の放送で同番組は謝罪をした。

お家騒動にニセモノ騒動と、北野の騒動は留まるところを知らないが、競馬業界でもキタノが話題を呼んでいる。今週末の15日(日)に中山競馬場で開催される皐月賞に出走予定のキタノコマンドール(牡3、池江泰寿厩舎)だ。

キタノコマンドールは、IT企業大手のDMM.comが展開する「DMMバヌーシー」の競走馬の一頭で、ビートたけしが名付け親であることでも話題を集めた馬である。昨年12月にデビューすると、新馬戦を勝ち、続く2戦目のすみれSでも快勝し、無傷の2連勝で3歳クラシックの舞台へと駒を進めてきた。

優勝候補の最右翼と目されていたダノンプレミアムが回避したことで一転して混戦ムードが漂うが、馬券を買う側としては予想のし甲斐がある面白いレースとなったとも言える。とは言え、三冠も期待されていた有力馬だけに、回避により話題性が薄れた感は否めない。キタサンブラックが引退してスターホースが不在の今、JRAとしてはいち早く新たなスターを誕生させたいところだろう。若き3歳馬が活躍するクラシックシーズンはスターを生むには絶好の時期となるが、有力候補のダノンプレミアムが回避となった今、別の意味で話題を集めているキタノコマンドールは祭り上げるには絶好の馬と言っていいのではないだろうか。

キタサンブラックは実績もさることながらオーナーである北島三郎氏の芸能人としての人気も後押しして一躍有名になったが、キタノコマンドールもオーナーであるDMMの知名度はもちろん、名付け親であるビートたけしも北島三郎氏に引けを取らないほどの人気がある大御所芸能人である。タイムリーに独立騒動も起こっており、ここでキタノコマンドールが優勝すれば一気に話題を集め、クラシック戦線の盛り上げに一役買ってくれるだろう。JRAとしてはぜひともここはこの馬に勝ってほしいところではないだろうか。

今の日本競馬会で無双中のM.デムーロ騎手を鞍上に確保し、臨戦態勢は整いつつある。キタサンブラック同様にこの馬にも驚異のクジ運があるとすれば、枠順も良いところに入ってきたりなんかするのではないだろうか。何れにせよ、競馬ポータルサイトの「Netkeiba」の予想オッズでも3番人気に推されているように、キタノコマンドールに多くの注目が集まっていることは事実。実力がまだまだ未知数なだけに評価し難い馬ではあるが、業界が推したい馬だとすれば無視はできない存在だ。