【ファルコンS予想2020】アブソルティスモ、好相性の条件で賞金加算へ

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3再牝馬にとってこの時期は桜花賞への準備時期ということでチューリップ賞、フィリーズレビューとマイル前後の充実したシーズンですが、牡馬にとっては皐月賞トライアルがメインということでマイル以下に適性を持つ競走馬にとっては使い所が難しいところです。

クラシックを目指さない強豪馬にとっての大目標となるのがNHKマイルカップとなりますが、そのトライアルではないものの重要な役どころとなっているのが今週土曜の中京メインレースに組まれているファルコンステークスでしょう。NHKマイルカップの開催される東京競馬場と同じ左回りの中京開催というのも適性を試すうってつけのレースとなっています。

レース選択の狭さを示すように、先日の弥生賞はフルゲート割れとなった一方でファルコンステークスは18頭に対して28頭が登録してきました。その中で注目したいのがダイワメジャー産駒のアブソルティスモです。兄にレイデオロ、レイエンダのいる血統で、管理も兄たちと同じで勝手知ったる美浦・藤沢厩舎となっています。父が替わったこともあり距離適性はマイル前後と見越してデビューからローテーションが組まれています。

前走のクロッカスステークスは7番手追走から伸びずバテずといった競馬で1番人気ながら4着敗退となってしまいましたが、勝ったラウダシオンが逃げ切りということで展開が向かなった面も大きいのではないでしょうか。前走で1番人気敗退馬は狙い目、という格言にも沿った狙い目だと言えます。

今回もラウダシオンの登録がありますが、同型の函館2歳S勝ち馬ビアンフェの参戦も予定されており、前走よりは展開が向く可能性も高そうです。また、騎乗する丸山騎手は、こうやまき賞で勝利しており中京コース適性を含めて今回は相性の良い条件が揃ったと言えます。

2勝馬のまま賞金の上積みなしではNHKマイルカップ参戦が厳しくなってくるため、各陣営ともどもここで2着以内は入っておきたいと考えていることでしょう。前走の敗退で1番人気は他に譲ることになりそうな今回は単勝に妙味があるのではないでしょうか。