JRA皐月賞（2021）は重馬場適性の高いあの馬に注目！激走期待の穴馬は？

いよいよ牡馬クラシックの第一弾皐月賞が開催となりますが、内が荒れてきた最終週の中山に加えて週末は雨模様となっており、道悪の適性が最大のカギとなりそうです。

この時期の3歳馬ですとまだ重馬場を経験していない馬も多いので、重馬場の好走実績があるというだけでも大きなアドバンテージとなりそうです。

今回私が最有力視しているのは、トライアルのスプリングSを勝ったヴィクティファルスです。

雨で重馬場となったスプリングSを、大外一気の豪快な差し切りで快勝。タフな馬場の適性に加えて器用さもあり、今の中山にはピッタリの1頭であると感じます。

また、今回は有力所に先行馬が多く、掛かり癖のある馬も多数いることから、ペースは流れそうな気配がいたします。弥生賞を差しきれなかったダノンザキッドも、今回は早めのスパートを仕掛けてくる可能性が高く、早仕掛けの消耗戦となりそうです。

ヴィクティファルスにとって絶好の馬場と展開になりそうで、鞍上もG1の大舞台に強い池添騎手ということでこの絶好条件をしっかり活かす騎乗をしてくれるはずです。ということで本命はヴィクティファルスです。

次に相手ですが、混戦の様相を呈している今年は穴馬もしっかり選定してきたいということで、狙い目の穴馬を1頭紹介したいと思います。

その馬はスプリングS・2着のアサマノイタズラです。

そのスプリングSでは4コーナーで早めに先団に取り付き、直線早々に先頭に立つとヴィクティファルスに交わされるも、突き放されずに食らいついてアタマ差の2着と粘り強さを見せました。ここでの2Fのラップタイムは12.4－12.1となっており、この馬自身は400mから200mで11秒台の高速ラップを刻んでいます。

重馬場への高い適性と粘り腰、長く良い脚を使える点などから、今の中山にはピッタリの1頭であると感じます。

相手はほとんどノーザンファームの馬という中で、家族経営の小さな牧場の生産馬に、デビュー11年目で今回がG1初挑戦となる大舞台経験のない嶋田騎手が騎乗と、G1においては少々心許ないスペックですが、追加登録料200万円を支払って参戦する陣営の執念や、昇級戦の水仙賞を落としながらも引き続き嶋田騎手に鞍上を任した星野オーナーの粋な計らいを見ると、応援したくなる1頭です。

ということで今年の皐月賞は本命ヴィクティファルス、穴馬にアサマノイタズラは絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。