【エルムS予想2021】北海道唯一のJRAダート重賞!アメリカンシードやソリストサンダーなど出走予定馬を考察

夏の北海道で行われる唯一の中央競馬ダート重賞「エルムS」が今週末、函館競馬場で開催されます。例年札幌で行われるレースですが、今年は開催のずれ込みで函館での開催となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

アメリカンシード(牡4、藤岡健一厩舎)

前走の平安S・2着のアメリカンシード。昨年10月にダートへ転身し、破竹の3連勝を果たしてマーチSに挑むも、14着に大敗。落鉄、ハイペース、砂被りと敗因は様々ありますが、力を出しての敗戦ではないだけに、見限るのは早計でしょう。前走の平安Sは大外枠から揉まれずに逃げて2着に善戦しており、自分の競馬が出来れば力はある馬です。

ソリストサンダー(牡6、高柳大輔厩舎)

前走のかしわ記念・2着のソリストサンダー。2走前のフェブラリーSでは8着に敗れましたが、その前のオープンの門司Sは1着、その前の武蔵野Sでも2着に好走しており、近走充実ぶりが目立っています。洋芝は4戦中3戦が馬券圏内、函館1700mでの勝ち星もあるので、函館開催には不安はなし。メンバーが楽になるここは重賞初制覇のチャンスと言えるでしょう。

スワーヴアラミス(牡6、須貝尚介厩舎)

昨年のマーチSの覇者、スワーヴアラミス。連覇を狙った今年のマーチSは7着、続く平安Sも5着と近走は重賞で結果を出せていませんが、2走前の大沼Sで2着、前走のマリーンSで1着と洋芝のオープンを連続好走し、復調気配を見せています。前目でしぶとく粘れる馬で、斤量は前走から1.5kg減、適性の高い函館が舞台なら完全復活もありそうです。