3歳ダート重賞の「レパードS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
キャリアリズム(牡3、藤原英昭厩舎)※除外
8/4(水)栗東・CW(良)5F66.7-4F51.4-3F37.2-1F11.7(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。僚馬トーセンスカイを8馬身追走し、4コーナー手前で一気に外から差を詰め、直線追われるとゴール前で交わしてアタマ差先着しました。長く良い脚を使って上がりもラスト1F11.7と終いの伸びは上々。気難しいところがある馬ですが、チークピーシズの効果もしっかり利いて集中した走りができています。約2ヶ月の休み明けとなりますが、しっかりは休ませず乗られて調教量としては十分。馬格のある馬ですが緩んではおらず、好状態をしっかりキープしている印象です。
ハンディーズピーク(牡3、大久保龍厩舎)
8/4(水)栗東・坂路(良)4F54.4-3F39.2-2F24.7ー1F12.0(強め)
栗東坂路で2頭併せ。僚馬チュウワフライヤーと併せ、しまい重点に追われてラスト1Fは12.0と鋭く伸びて併入。全体時計は平凡でしたが、しまいは反応も良く、切れのある脚さばきで好時計をマークしてきました。1週前は岩田望来騎手を背にCWで2頭併せを行い(レースは福永祐一騎手が騎乗)、一杯に追われて5F66.3ー1F12.0をマークしてアタマ差遅れました。相手には遅れましたが、全体時計は外コースを回りながらも自己ベストを更新し、追われた際の反応も抜群で、しまいも力強い伸び脚を披露と動き自体は良好。仕上がりは万全と言って良さそうです。
メイショウムラクモ(牡3、和田勇介厩舎)
8/4(水)美浦・南W(良)6F84.1-5F68.9-4F53.7-3F39.0ー1F12.0(馬なり)
柴田善臣騎手を背に美浦の南Wで3頭併せ。僚馬イカロスカフェを2馬身追走し、コーナーで内から差を詰めると直線は馬なりのまま相手をしっかり捉えて併入しました。左回りでもスムーズに伸びており、長めにやって直線の伸びもラスト1F12.0と文句なし。1週前は柴田騎手を背に南Wで3頭併せを行い、5F66.2ー1F11.9をマークして最先着。最終は軽めでしたが、先週は外コースを回って自己ベストを大きく更新して併走馬を楽に圧倒と好内容の追い切りを消化しており、しっかり態勢は整っている印象です。
ホッコーハナミチ(牡3、長谷川浩厩舎)
8/4(水)栗東・坂路(良)4F55.1-3F39.9-2F25.4-1F12.3(馬なり)
栗東坂路を単走。内から他の厩舎の馬が上がってきて結果的に併せ馬のような形になってしまいましたが、落ち着いた走りでしっかり右肩上がりのラップを刻んでゴール。1週前は浜中俊騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F52.0ー1F11.8で自己ベストタイの時計をマークと好調です。前走の追い切りで自己ベストをマークした時よりも後半のラップ推移は今回の方が優秀で、中1週後の中3週と間隔の短いレースが連続する中でも良化を見せてきている点は高評価です。