JRAエルムS(2021)の穴馬は激走期待の“差し馬”!

今年はダート重賞路線の活躍馬が多数揃い、ダートG2と言っても遜色ない好メンバーが揃ったエルムS。どの馬も魅力ですが、今回本命視しているのは9歳せん馬のベテラン、ウェスタールンドです。

9歳という年齢で、前走休み明けのプロキオンSは7着敗退と狙い難い1頭ではありますが、北海道のダートは2戦して1着・2着、ダート1700mは4戦して2勝2着1回、重賞もチャンピオンズC・2着、昨年のアンタレスS快勝と実績や適性は申し分ありません。

また、前走のプロキオンS・7着も、休み明けで馬体重は18kg増と重く、前有利な展開で仕掛けも普段より遅くと条件が全く向かなかったレースでした。今回は人気馬にアメリカンシードを筆頭に強力な先行馬が多いのでペースはある程度流れそうですし、休み明けを叩かれた上積みも見込めます。前走の負けだけで評価を落とすのは早計と考え、巻き返しに期待したいと思います。ということで本命はウェスタールンドです。

続いて相手ですが、今回は前に厳しい展開を予想し、差し馬を中心に選出したいと思います。今回はそんな中でも穴馬として狙っている1頭を紹介したいと思います。その馬は前走三宮S快勝から約1年ぶりの実戦となる、ヴェンジェンスです。

こちらも今年8歳と高齢で、1年を超える休み明けと狙い難い1頭ではありますが、東海S・2着、平安S・2着、プロキオンS・3着と実績は上位です。差し有利な展開濃厚で斤量56kgは好条件ですし、状態さえある程度戻っていれば、馬券圏内のチャンスは十分あると考えます。

ただ、軽度とは言え屈腱炎明けで1年以上ぶりの重賞、8歳という年齢では流石に買えないという人がほとんどでしょう。

今回の条件を考えると様子見が正解かもしれませんが、ダート中距離戦線では外せない1頭として、個人的に昔からお世話になっている馬なので、激走に期待してしっかり馬券に組み込みたいと思います。

ということで今年のエルムSは本命ウェスタールンド、穴馬にヴェンジェンスを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。