今週はサマー2000シリーズ第3弾「小倉記念」が開催です。夏休み真っ只中で行われる波乱多きハンデ戦は、夏のボーナスを一気に増やすチャンス！今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

ファルコニア（牡4、高野友和厩舎）

条件クラスを連勝して挑んだ前走のエプソムCで3着に好走したファルコニア。小倉2000mは1勝クラスのあすなろ賞勝ちがあり、小回りも効くタイプです。前走のエプソムCではスタートで出遅れ、直線もスペースが空きにくいところから伸びて3着と好内容。4歳を迎えて本格化ムードを強く印象付けている今なら、重賞初制覇のチャンスも十分にありそうです。

ヴェロックス（牡5、中内田充厩舎）

前走のエプソムC・4着のヴェロックス。小倉は昨年2月の小倉大賞典・9着以来となりますが、直線伸びきれなかったのは馬場悪化の影響が大きそうです。クラシックで好走後は期待とは裏腹に凡走が続きましたが、2走前の復帰戦となった中日新聞杯で3着に好走し、前走のエプソムCも伸びない内を走って4着善戦と復調の気配を見せています。ローカルG3なら悲願の重賞タイトルにもようやく手が届きそうです。

ショウナンバルディ（牡5、松下武士厩舎）

今年は2走前の鳴尾記念・2着、前走の七夕賞・3着と重賞クラスで通用する走りを見せているショウナンバルディ。小倉は昨年の小倉記念・7着、今年の小倉大賞典で15着と大敗していますが、今の充実ぶりなら好勝負は可能でしょう。前走の七夕賞は中団からの差し、2走前の鳴尾記念は番手追走と自在性があるのが強みで、重賞でも抜群の安定感を見せています。勝てば一気にシリーズ王者が見えるだけに、本気度は高そうです。