北九州記念(2021)の穴馬は“小回り巧者”のアノ馬だ!

毎年のように1番人気が期待を裏切る波乱レースの北九州記念。中穴をアタマから勝っても十分楽しめる一戦ということで、今年も人気薄から本命馬を選出したいと思います。

今回最有力視しているのは昨年の覇者、レッドアンシェルです。

昨年はモズスーパーフレアが作った緩みのないペースを控えて内で脚を溜め、馬群を割って突き抜け快勝。展開や枠の利など恵まれた部分もありましたが、厳しい流れになりやすい小倉の1200mはこの馬にマッチしている印象でした。今年もモズスーパーフレアがいますし、CBC賞を逃げ切ったファストフォースあたりもハイペースに加担してくれそうです。

近2戦は二桁着順と惨敗続きで、今回は休み明けのトップハンデ58kgと厳しい条件もありますが、毎年夏場は調子を上げてくる馬ですし、無理せず控えて内で脚を溜め、自分のリズムで競馬ができれば昨年の再現もあり得るでしょう。ということで本命はレッドアンシェルです。

続いて相手ですが、波乱傾向の強い一戦ということでオススメの穴馬を1頭紹介したいと思います。前走スプリングC・13着から巻き返しを狙うエングレーバーです。

2000mのデビュー戦から徐々に距離を短くしていき、1400m初戦となった2走前の心斎橋Sを直線一気の抜け脚で快勝し、オープン入りを果たしました。続くスプリングCは13着と大敗しましたが、持ち味はコーナリングの器用さで使える脚は長くはありませんので、大回りで直線の長い東京コースを外枠からの競馬では厳しかった印象です。終いの脚もそこそこ出せますが、キレる脚と言うよりは小回り向きの末脚で小倉の1200mへ替わる点はプラスに働きそうです。

さらなる距離短縮、小回りの小倉替わり、ハンデも前走からマイナス2kgの54kgと条件が一気に好転するここは激走の可能性十分と見ます。

ということで今年の北九州記念は本命レッドアンシェル、穴馬にはエングレーバーを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。