今年は3歳白毛馬のソダシと近走好調の5歳牝馬ラヴズオンリーユーの対決が最大の見どころとなりそうな札幌記念。いずれも勢いのある牝馬ですが、今回本命視しているのは古馬のラヴズオンリーユーです。

一昨年のオークスを勝って以来勝ち星から遠ざかっていましたが、今年初戦の京都記念を快勝すると、その後はドバイシーマクラシック・3着、前走のクイーンエリザベス2世C・1着と海外の2戦で好走し、復調気配を見せています。

札幌はコース形態がシャティン競馬場に似ており、馬場も洋芝ということで、コース適性の不安も少なめです。また、距離についても2400mのオークスで崩れたソダシに比べてこちらは2000mでは連を外しておらず、距離の不安もありません。スタート後の直線が長い札幌は序盤からペースが上がりやすく、先行勢の多い今年はこの馬向きの展開となる可能性が高そうです。

能力についても、これまでグローリーヴェイズやデアリングタクト、クロノジェネシスといった猛者たちと差のない競馬をしてきており、ここは上位と考えます。条件が揃っている今回は勝ち負けになると予想し、ラヴズオンリーユーを本命視したいと思います。

続いて対抗ですが、有力視しているのはパワーが魅力のG1馬ブラストワンピースです。一昨年の札幌記念の覇者で、その後は昨年のアメリカJCCを快勝、前走の鳴尾記念・3着と、タフな馬場での良績が目立っています。

一昨年の札幌記念は力の要る馬場でペースが流れた中、ロスなく運んだ川田騎手の好騎乗が光っての快勝。今年は岩田騎手が騎乗となりますが、初コンビとなった前走でしっかり結果を出してくれましたし、腕っぷしの強さとしぶとく追うスタイルは同馬と相性が良さそうです。

好走条件が狭いのでいつも買い時が難しい馬ですが、今回は比較的好条件が揃っているということで対抗馬として有力視したいと思います。

ということで今年の札幌記念は本命ラヴズオンリーユー、対抗ブラストワンピースという予想で勝負したいと思います。いずれも人気上位馬ということで馬券妙味は少なめですが、この2頭に絞った少点数の馬券で狙い撃ちしたいと思います。