歴史的障害王者オジュウチョウサンの全弟、コウキチョウサンが小倉サマージャンプに出走する。偉大すぎる兄と常に比較されるのは酷だが、経験を積みつつ徐々に力をつけてきた。
前走の障害オープンで初の小倉を経験し、中段から上がり最速の脚で差して5着。1周目向正面で先行2・3番手へ掛かり気味に浮上し、順周りに変わった辺りで6番手内に落ち着いて脚を溜めていくが、そこからは上位進出とならなかった。
とは言え2走前の阪神障害オープンでは11着と大敗しており、襷やバンケットのある小倉コースは向いてそうだ。当然、陣営も小倉サマージャンプを見据えての出走だったと考えられる。
飛越の能力の高さは兄には劣るも、末脚は確かなものがある。前に付けていくことができないので、いかに直線までに差を縮められるかどうかがポイントとなりそうだ。ロスのない立ち回りと無駄のない飛越、そして勝負所でギアを上げていくことができれば、自ずと結果は付いてくるはずだ。
休み明け走らないタイプで叩いて何処まで反応良くなってくるか。ここで重賞初Vを決め、暮れの中山大障害で兄弟初対決を実現させたいところだ。