【有馬記念2016予想】今年はX'mas有馬!3億円を手にするのは一体どの馬だ?

最近は香港へ向かう馬も多くなり、今年は大物を海外に奪われたという感じがしますね。香港カップでは激的な優勝を果たして引退をしたモーリスですが、「有馬記念に出て欲しかった」と思うファンも少なくないのではないでしょうか?

有馬記念の1着賞金が今年から3億円に増額されたことで有力馬も集まりやすくなるかと思っていたのですが、香港G1も十分魅力的なタイトルですから致し方ありません。ジャパンCと同額の3億円に上がったことで、もう一つの秋のビッグタイトルである天皇賞秋の価値や参戦意義が下がってきそうですが、ここまで賞金を上げたということはJRAもそれだけ有馬記念に良い馬を集めたいのでしょう。オーストラリアのメルボルンカップが600万豪ドル(約6億円)、ドバイのドバイワールドカップが1,000万ドル(約7.5億)となっておりますが、外国馬による出走が少ないレースでここまで賞金が高いのも特殊ですね。香港への遠征に、賞金増額、秋の王道ローテも今年を堺に変わってきそうですね。

有馬記念を最大目標に定めてきた有力馬3頭

さて、大物が香港へ飛んでいく中で有馬記念への出走を早々に表明していた馬もおります。キタサンブラック、ゴールドアクター、マリアライトの3頭です。個人的には海外へ浮気せず一年最期のビッグレースを最大目標に定めて進めてきた3頭にプレゼントを上げたいところですが、1着になるのは1頭のみ。各馬考察していきたいと思います。

キタサンブラックは秋の始動戦の京都大賞典を快勝し、続くジャパンCでも見事な逃げ切りを決めてこの秋は2連勝中。昨年3着に敗れた舞台でリベンジを狙います。前走のジャパンCではダービーで敗れた東京芝2400mをあっさり克服し、まさに充実期に入ったという感じがします。人気的にもこの馬からの馬券で夢を見るのは難しいですが、正直外せる理由が無さすぎます。

連覇を目指すゴールドアクターは前走のジャパンCでは4着。逃げたキタサンブラックを捕らえることはできませんでしたが、太め残りだったこともあっての敗退。本番では絞ってくるのは絶対条件でしょう。絶対的に高い能力があるという馬ではありませんので、当日の馬体重と枠次第となります。有馬記念を連覇しているグラスワンダーを祖父に持ち、連覇の血は立派に引いております。

マリアライトは今年の宝塚記念馬。連覇を狙ったエリザベス女王杯では6着に敗れましたが、1コーナーでの不利が尾を引いての敗退。運が無かっただけと見て良いでしょう。この馬は良績が渋った馬場に集中しており、稍重の宝塚記念ではドゥラメンテとキタサンブラックを一蹴しました。この時期の中山の馬場はパンパンの良馬場も厳しいですし、今週は木曜から金曜にかけて雨も降る予報となっておりますので、当日馬場が渋るようなら抑えておきたい1頭です。この有馬記念で引退する予定なので、ラストランとなるレースでドラマを生むなんてことも有り得そうですね。

他にも複勝率100%の3歳馬サトノダイヤモンドや、昨年の有馬記念2着で前走のジャパンCも2着のサウンズオブアース、ジャパンCでは終始外を回って3着だったシュヴァルグランなど強者が揃っております。

今年はクリスマス当日となった有馬記念。3億円のクリスマスプレゼントをゲットするのは一体どの馬なのか?興味は尽きません。