夏の札幌競馬も今週末でラスト。土曜のメインを飾るのは2歳G3の「札幌2歳S」です。キャリアも少なく、未知数な馬がほとんどで難解な一戦ですが、未来のスターホースに今から唾を付けられる可能性も高いので、しっかりと各馬を調べて予想し、的中へと繋げたいところです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
リューベック(牡2、須貝尚介厩舎)
函館芝1800mの新馬戦を逃げ切って快勝したリューベック。すんなりハナを切ってマイペースで進め、ラスト3Fは11.9-11.6-11.6の加速ラップで押し切り2馬身差の快勝と強い勝ちっぷりでした。揉まれる競馬ではどうかという不安はありますが、距離に不安はなく、同じ洋芝の札幌と舞台適性にも不安はありません。全姉が国内外のG1を制したディアドラと血統も良く、素質は一級品です。
ジオグリフ(牡2、岩戸孝樹厩舎)
東京芝1800mの新馬戦を差し切り快勝したジオグリフ。レースはスローペースの中でしっかり好位で折り合い、直線外へ追い出されると上がり最速33.3の鋭い末脚で差し切り快勝と強い勝ちっぷりでした。ダート血統ながら芝をこなすタイプも多い新種牡馬ドレフォンの産駒で、母アロマティコは2013年のエリザベス女王杯3着馬と血統面の裏付けも十分。重賞でも期待出来る1頭です。
トップキャスト(牝2、高橋康之厩舎)
函館芝1800mの新馬戦を逃げ切り快勝したトップキャスト。レースは好スタートでハナを切りますが後ろから突かれてかかり気味になり、1000m通過60.2と新馬戦としては速い流れに。それでも直線は後続を突き放し3馬身半差の快勝と圧巻の逃げ切りを披露しました。2着馬のシンティレーションは先日の未勝利を2馬身半差で快勝しており、レースレベルも高い一戦でした。前向きさを感じさせる馬ですが、初戦の内容から豊富なスピードを持続するスタミナもありそうで、同じ洋芝の1800mなら高いパフォーマンスが期待できそうです。