サマー2000シリーズの最終戦「新潟記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ザダル(牡5、大竹正博厩舎)
9/1(水)美浦・南W(重)6F85.9-5F69.3-4F52.8-3F37.8-1F11.7(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。僚馬トゥルーアートを先行させ、コーナーで内から差を詰めると、直線は持ったままの馬なりで軽快にストライドを伸ばし、ラスト1F11.7をマークして1馬身先着しました。1週前は石橋脩騎手を背に南Wで2頭併せを行い、同じく内から差を詰めて直線は強めに追われ、ラスト1F11.5をマークして1馬身半先着しました。重い馬場でも2週連続でラスト1Fは11秒台をマークしており、叩き2戦目で状態は上向いてきている印象です。
トーセンスーリヤ(牡6、小野次郎厩舎)
9/1(水)美浦・南W(重)5F69.5-4F54.3-3F39.1-1F11.3(強め)
美浦の南Wで単走。序盤はゆったり進め、終い重点に追われると鋭い伸び脚を披露しラスト1Fは11.3の好時計をマーク。1週前は横山和生騎手を背に南Wで一杯に追われ、5F64.3-1F11.7と自己ベストと同等の時計をマーク。最終追いでは少し気の悪いところも見られましたがそれはいつものことで、制御はしっかり利いていました。手前の切り替えもスムーズでフォームも安定しており、状態自体は良好に見られます。
マイネルファンロン(牡6、手塚貴久厩舎)
9/1(水)美浦・南W(重)6F78.5-5F64.5-4F51.8-3F38.3-1F12.7(馬なり)
美浦の南Wで単走。馬なりで進め、馬場の外を大きくまわって直線も軽快なフットワークで駆け抜けました。調教では良く動く馬で行きっぷりの良さが毎回目立ちますが、今回は落ち着きを見せてリズムも一定。それでも時計は速く、1週前も5F68.9-3F37.3-1F11.2と3Fからの時計は優秀で、しっかり折り合って持続的に脚を伸ばしていた点は高く評価したい点です。