夏の札幌競馬のラストを飾る重賞「札幌2歳S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
リューベック(牡2、須貝尚介厩舎)
9/1(水)札幌・芝(良)5F66.0-4F50.5-3F35.9-1F11.7(強め)
横山武史騎手を背に札幌芝コースで2頭併せ。僚馬モンファボリを2馬身追走し、内から差を詰めて直線序盤で並びかけると、ラスト1F11.7の鋭い脚で伸びて1馬身先着しました。手前替えを何度もしており現状課題はまだまだありそうですが、攻め駆けする相手を抜群の手応えで交わす好内容の追い切りを消化しました。1週前は函館芝コースで2頭併せを行い、4F53.5-1F11.8の好時計をマークして1馬身先着と、順調さを感じさせる内容の追い切りでした。
ジオグリフ(牡2、岩戸孝樹厩舎)
9/1(水)札幌・芝(良)5F67.8-4F53.5-3F38.9-1F12.7(馬なり)
札幌芝コースで2頭併せ。僚馬テネラメンテを1馬身追走し、直線序盤は外からじわじわと差を詰め、ラスト1Fでもまだ前に馬を置いた状態でしたが、促されると一気にスイッチが入り鋭い反応と瞬発力で前に出て、半馬身先着しました。前半は抑えをしっかり利かせて直線も合図をしっかり待てており、弾けてからは鋭く引っ張った状態でゴール。手綱を緩めればさらに弾けそうな気配でした。状態は万全と見て良いでしょう。
ダークエクリプス(牡2、今野貞一厩舎)
9/1(水)札幌・ダート(良)5F68.9-4F53.8-3F39.7-1F12.7(一杯)
札幌ダートコースを3頭併せ。僚馬ボーヴィヴィエンヌとタウゼントシェーンを大きく追走し、コーナーで最内から差を詰めると、直線は一杯に追われて中のタウゼントシェーンに半馬身遅れ、外のボーヴィヴィエンヌに1馬身先着しました。相手には遅れましたが、反応は鋭く、ゴール板を過ぎてからの脚色は優勢でした。デビュー時の追い切りではあまり追われていませんでしたが、今回はしっかり追われて負荷がかけられるようになった点も高く評価したい点です。