秋華賞トライアルの3歳重賞「ローズステークス」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
タガノパッション(牝3、鮫島一歩厩舎)
9/15(水)栗東・CW(やや重)6F82.9-5F66.9-4F52.0-3F38.4-1F12.2(一杯)
岩田康誠騎手を背に栗東CWコースを単走。前半はセーブ気味に折り合いをつけながら進め、後半ギアを上げていくと抑えきれないぐらいの手応えを見せ、直線は鞭も入って一杯に追われるとラスト1F12.2と鋭く豪快に伸びました。全体時計も自己ベストに近い時計と優秀です。1週前はCWコースで終い重点に強めに追われ、6F83.3ー1F12.1をマーク。ここ1ヶ月で9本の追い切り消化と乗り込み量も十分で、仕上がりは万全です。
アンドヴァラナウト(牝3、池添学厩舎)
9/15(水)栗東・坂路(やや重)4F53.7-3F38.4-2F24.5-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中をほぼ馬なりのまま駆け上がり、理想的な加速ラップでゴール。頭が高いのは相変わらずですが、走りには柔軟さがあり、馬が気分良く走れていた印象です。以前見られた口向きの悪さが改善している点も好感が持てます。余力残しでしたが元々強い調教はやらないタイプ。動きは問題なく、終いもこの好時計なら好状態で臨めそうです。
オヌール(牝3、友道康夫厩舎)
9/15(水)栗東・CW(やや重)4F52.0-3F38.0-1F11.7(馬なり)
川田将雅騎手を背に栗東CWコースを単走。前半はゆったりと進め、徐々にペースを上げると、直線はスムーズな加速ラップでラスト1Fは11.7と鋭く伸びました。1週前はCWコースで2頭併せを行い、馬なりで4F54.2ー1F11.8の好時計をマークして併入しました。1週前で11本目の追い切り消化と乗り込み量も豊富で、久々でもしっかり態勢は整ったと見て良いでしょう。