菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
シャフリヤール(牡3、藤原英昭厩舎)
9/22(水)栗東・坂路(良)4F51.2-3F38.0-2F24.9-1F12.2(馬なり)
福永祐一騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬スカリーワグを先行させ、内から無理せず楽な手応えで馬体を並べて併入しました。馬なりながら回転の速いフットワークでスムーズに加速していき、坂路自己ベストを2秒8更新と大幅に時計を縮めました。1週前も福永騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F85.5-1F11.2の好時計でクビ差先着と、2週連続で好内容の追い切りを消化。ひと夏を超えての成長が期待できそうです。
レッドジェネシス(牡3、友道康夫厩舎)
9/22(水)栗東・芝(良)6F81.8-5F64.2-4F49.2-3F35.9-1F11.7(馬なり)
藤岡康太騎手を背に栗東芝コースで単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け抜け、ラスト1Fは11.7の好時計をマーク。1週前も藤岡騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F83.1-1F12.1をマークして併入しました。ダービー時は2週続けて芝コースで追われましたが、今回はトライアルということで脚元の負担を考えてCWコースから芝という調教を行っている点も好感が持てます。2週前にはCWコースで3頭併せを行い1週前の同等の時計をマークとハードにやっており、調整過程は順調そのものです。
ワンダフルタウン(牡3、高橋義忠厩舎)
9/22(水)栗東・坂路(良)4F52.3-3F37.9-2F24.5-1F12.1(強め)
栗東坂路で単走。序盤ゆったりと進め、徐々にラップを速めていくと、ラスト2Fは12.4-12.1の好ラップを刻んでゴール。1週前は和田竜二騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、6F83.6-1F12.1をマークして大きく追走した2頭をあっさり外から交して最先着を果たしました。2週前にも和田騎手を背にCWコースで、前に目標を置いた形での追い切りを行い、いずれも良い伸びを見せてしっかり動いています。19日にも坂路で4F59.9-1F13.6と乗り込み量も十分で、しっかり態勢は整っている印象です。