1月8日、日曜日の中山メインは第33回フェアリーSが開催。年明け最初の牝馬限定の3歳重賞戦となりますが、実は2009年までは12月開催で、開催時期の繰り上げと共に距離も1200mから1600mへと延長され、3歳牝馬クラシックへも繋がる重要な一戦となりました。
フェアリーSの特徴は何と言ってもその波乱ぶりにあると言っても過言ではないでしょう。過去10年で2桁人気の馬が絡まなかったのは2011年の一度のみで、それ以外は毎年必ず二桁人気の馬が馬券圏内に入っておりす。(過去10年の10番人気以下の成績は「5-3-1-61」)
となるとやはり配当も魅力的になってきます。過去10年で、3連単の配当が10万円を下回ったのは三度、40万円を超える配当が四度、内100万円を超える配当が一度と高配当が目立ちます。
穴党にとっては魅力的なレースでもあるフェアリーSはまさに新年のお年玉レース。有馬記念で苦杯をなめることになった方も、このレースで穴を絡めた馬券で巻き返しを図るのも良いかもしれませんね。
ということでさっそく注目の穴馬をピックアップしてみたいと思います。
注目の穴馬3頭をピックアップ!
メローブリーズ
4戦2勝のスクリーンヒーロー産駒。新馬戦では上がり最速の脚で華麗にデビュー勝ちするも、続く函館2歳S(4着)、アルテミスS(14着)では重賞に果敢にチャレンジするも成績を残せず。条件戦ですが4戦目の前走でデビューぶりの勝利を果たし、再び重賞に挑戦というかたちになります。
中山は初めてとなりますが、前走のように好位から長く良い脚を使えれば中山でも闘えるでしょう。新馬戦の時のように重馬場でゆったり入ってという流れになればさらにチャンスは広がると思います。
ヒストリア
2戦1勝のハーツクライ産駒。新馬戦は中山のマイルを外から抜け出して完勝。続く2戦目のアルテミスSでは7着に敗れました。道中窮屈になった場面で掛かる一面も見られましたので、スムーズに競馬が出来れば巻き返しもあります。
新馬戦ではゴール前の坂の上りでラスト1F11秒前後の脚で加速していますし、勝ったデビューの地である中山に戻ってきたのも好材料です。
ニシノアモーレ
まだキャリアは新馬戦勝ちのみのコンデュイット産駒。新馬戦では緩やかなペースの中で後ろ目を追走し、最期は外目から伸びて2着馬に4馬身差をつけて完勝するという内容でした。
フットワークが軽くいピッチ走法で、馬体重も420kgと小柄ですが、小回りの中山でその機動力を活かせる走りが出来れば見せ場も作れそうです。
以上、3頭の穴馬をピックアップさせていただきました。今年はどの馬が波乱を演出するのか?魅力的な穴馬が多い一戦なだけに伏兵馬のチェックは怠れません。
フェアリーSは1月8日(日)、15:35発走。