明け3歳の牝馬限定重賞、フェアリーSが今週中山メインで開催されます。
まだキャリアの浅い馬も多いですし、陣営も手探り状態で出走させるパターンが多いので波乱も多いレースです。過去10年で二桁人気が9頭も絡んでおり、3連単の配当で10万円を下回ったのは三度のみ、40万円を超える配当が四度、そのうち100万円を超える配当は一度と波乱傾向にあります。下位人気の激走には注意したいところです。
逃げ馬の激走多し!人気薄の逃げ馬には要注意!
特に注意したいのが逃げ馬で、過去10年の逃げ馬の成績は[3-0-1-4]で複勝率50%と好調で、馬券に絡んだ4頭中3頭が二桁人気でした。人気薄の逃げ馬には特に注意が必要です。
さて、今回紹介させていただくのはそんな人気薄の逃げ馬、ツヅク(牝3、伊藤大士厩舎)です。白地に赤のハートマークが額に付いた可愛いらしいメンコが特徴的なマツリダゴッホ産駒です。
新馬戦は華麗な逃げ切りでデビュー戦を勝利。しかし続く前走のアルテミスS(G3、東京・芝1600m)では逃げて11着に敗退。東京では最期まで持ちませんでしたが、今回は内枠からのスタートになりますし、新馬戦で勝った右回り&小回りの中山に戻るのはプラス材料でしょう。
今回相手に逃げ・先行馬がいますが、新馬戦では向こう正面で仕掛けられても一緒に上がって逃げ切っているので、ある程度のプレッシャーは克服できそうな気もします。今回は人気も落ちそうですし、ノーマークの単騎逃げのチャンスも充分あるでしょう。
鞍上は穴男の江田照男!中山では特に注意!
鞍上はデビューから手綱を握る江田照男騎手ですが、江田照男騎手と言えば穴、穴と言えば江田照男と言われるようにとにかく大穴をあける印象が強い騎手でもあります。人気薄の逃げ馬に乗らせたらそれだけ買いと思っているファンも少なくないではないでしょうか?
江田照男騎手本人も「東京だと馬の実力の比重が大きいんですよ。でも中山だとうまく展開で能力をカバーしたりとか、逆に能力を出しやすい展開に持っていきやすいかも」と某週刊誌でコメントしたことがあるように、江田騎手で穴馬券を狙うなら中山で乗る時が一番狙い目。
まだ実力差のはっきりしない明け3歳馬の重賞戦は穴をあけるには絶好の舞台。新年のお年玉馬券をまだゲットできていない方は、ここで高配当を狙って思い切った勝負をしてみるのもいいのではありませんか?