【日経新春杯2017予想】素質馬ミッキーロケット、成長に繋がる一戦になれば

15日(日)の京都メインは長距離のハンデ重賞、日経新春杯が開催。昨年の2着馬シュヴァルグランはその後、天皇賞春で3着、ジャパンカップでも3着と、G1でも活躍する馬にまで成長。この距離で好走できればG1のビッグタイトルも狙える。今年のメンバーの中にもここでの好走をきっかけに急成長する馬もいるかもしれない。

素質がありそうな馬として筆者が注目しているのはミッキーロケット。前走の菊花賞ではハナ差でなんとか掲示板の5着に入線。勝ち馬のサトノダイヤモンド、3着エアスピネル、4着ディーマジェスティといったメンバー相手にここまで闘えたのは評価できる。2走前の神戸新聞杯でもサトノダイヤモンドの2着に健闘。一度はサトノダイヤモンドの前に出て見せ場も作れている。

血統は父キングカメハメハ、母父Pivotal、母母父Caerleonという母方は欧州ノーザンダンサー配合で重めの配合だが、血統的には悪くなく、素質は十分ある。あとは休養明けでどのくらい成長しているのかが楽しみといったところ。大崩れはない馬なので、あとは勝ち切れるかどうかだけ。安定感があるので軸馬としても魅力だが、ここを勝てば自信へ繋がり、より成長することが出来るようになるだろう。

今回はミッキーロケットの他に、カフジプリンス、シャケトラ、レッドエルディストといった明け4歳馬が揃っている。各馬の成長も気になるが、距離もすでに神戸新聞杯でこなしているし、京都は掲示板を外していない。適性の面でも買える材料があり、何よりサトノダイヤモンドと僅差の競馬をしたということが評価できる。ここは胸を張って今舞台へと上がって行っていただきたい。