今週から中京競馬が再び開催!
土曜メインは牝馬限定のハンデ重賞。2006年から2014年まで12月開催だったが、2016年から1月に開催時期が移された。競争条件も3歳以上から4歳以上に変更となったが、芝2000mで行われる牝馬限定のハンデ戦という条件はそのまま。
2010年と2011年は改修工事により小倉競馬場で開催されており、近年は開催場所や時期や条件が安定していないレース。レースの結果もこれに同調するかのように近年は荒れている。
超高額配当連発!2017年初の大穴レース!
昨年2016年は上位3頭が圏外へ飛んで8番人気が優勝し、3連単で34万。2013年は12→14→13番人気という二桁人気3頭による決着で3連単で471万。2012年はオープンすら初の7番人気逃げ馬が逃げ切り、さらに10番人気が連対し3連単で21万。2008年には16→14→3番人気の決着で3連単で144万。過去10年でこれだけ荒れているのだから穴党にとってはまさにヨダレが出るほど魅力的なレースである。
過去10年の二桁人気の成績は[2-3-2-76]で複勝率は8.4%。よく絡んでいるのは10~14番人気で、過去10年の成績は[1-3-2-44]で、複勝率は12%と高い。改修後の中京コースで行われた過去4年の傾向に絞っても、10~14馬人気の成績は[1-2-2-15]で、複勝率が25%とかなり高い。
ということで今回は、過去のデータ&傾向を考察しながら今年波乱を起こしそうな「穴馬」を探っていきたいと思う。
上では10年の傾向も出したが、基本的には改修後の近4年のデータをもとに傾向を探るのが一番ベストだと思うので、上であげた人気の傾向を手始めに、各傾向を見ていきたいと思う。
まずは人気の傾向から。
人気の傾向|過去4年
- 1番人気 [1-0-0-3]
- 2番人気 [0-1-1-2]
- 3番人気 [0-0-0-4]
- 4番人気 [0-0-1-3]
- 5番人気 [0-1-0-3]
- 6番人気 [0-0-0-4]
- 7番人気 [1-0-0-3]
- 8番人気 [1-0-0-3]
- 9番人気 [0-0-0-4]
- 10番人気 [0-1-1-2]
- 11番人気 [0-0-0-4]
- 12番人気 [1-0-0-3]
- 13番人気 [0-0-1-3]
- 14番人気 [0-1-0-3]
- 15番人気 [0-0-0-4]
- 16番人気 [0-0-0-4]
- 17番人気 [0-0-0-4]
- 18番人気 [0-0-0-4]
1~3番人気が全部4着以下になったのが4回中2回もあり、上位人気の信頼度は低い。
上で記したように10~14馬人気の好走率が高く、穴馬はこの範囲から探すのが良さそうだ。競馬の某ポータルサイトのオッズ予想によると、今年の出走馬でこのあたりの人気になりそうなのは、ウインリバティ、レーヴデトワール、ゴールドテーラー、サンソヴール、アンジェリックの5頭。ここからさらに絞っていきたいと思う。
軽ハンデの差し・追込みに要注意!
次はハンデの傾向を見ていきたい。
ハンデの傾向|過去4年
- 50kg [1-1-0-6]
- 51kg [1-1-0-5]
- 52kg [0-1-0-8]
- 53kg [0-0-1-20]
- 54kg [0-0-1-12]
- 55kg [0-0-1-5]
- 55.5kg~56kg [2-1-1-2]
55.5~56kgの2勝はいずれもトップハンデ。ハンデは重くても活躍しているということは頭に入れておきたい。逆に53~55kgは出走数が多いわりに連対すらないので割引いて考えても良さそう。狙うなら55.5~56kg、もしくは50kg、51kgの軽ハンデが良い。
今年は55.5~56kgのハンデは不在で、シャルールとヒルノマテーラの55.0kgが最高となる。軽ハンデを重視するなら、上であげた5頭だとウインリバティ(51kg)、ゴールドテーラー(50kg)、アンジェリック(51kg)の3頭に絞れる。
さらに脚質の傾向も見てみよう。
脚質の傾向|過去4年
- 逃げ [1-0-0-3]
- 先行 [0-1-1-11]
- 差し [1-3-2-30]
- 追込み [2-0-1-16]
改修後の中京は直線が長くなり、急坂もでき、3~4コーナーやややバンク形状になった。外を走る馬の勢いが付きやすくなり、全体的に差し・追込みタイプの活躍が目立っている。愛知杯もやはり差し・追込みが決まっている。
絞った3頭の中だと、脚質的にはアンジェリックが一番当てはまりそうだ。ということで今回選んだ穴馬はアンジェリック。
シルクのクラブ馬は6歳春くらいが引退時期という印象だが、だとすればここが最期のアピールの場となる可能性もある。待ちに待った重賞初挑戦で格上挑戦となるが、波乱の立役者となれるかどうかに注目したい!