今年は高松宮記念の1・2着、ダノンスマッシュとレシステンシアが人気の中心となりそうです。実績的にはG1・2勝を含む重賞8勝のダノンスマッシュが最上位ですが、約5ヶ月ぶりで海外遠征明け、今年6歳で近走はズブさも見られるようになってきているだけに、信頼しすぎるのは危険のようにも思えます。
ということで今回本命視したいのは、高松宮記念・2着のレシステンシアです。
2019年の阪神JFなどこれまで重賞を4勝しているレシステンシア。春の高松宮記念はダノンスマッシュにクビ差の2着に敗れましたが、馬場、展開、枠順など恵まれなかった部分が多かった中で、1200mも初だったことを踏まえれば上々の走りだったと言えるでしょう。
前走のセントウルSは厳しいラップの中、先行して余力十分に押し切って快勝。高松宮記念では中団からの競馬となりましたが、前走は1200mでもスムーズに前に付けていけるスピードを見せてくれました。鞍上のC.ルメール騎手とも息は合っており、同レースを2連覇中の騎手なのも心強い点です。
秋初戦のセントウルSはまだ緩さもありましたが、秋2戦目のここは仕上がり面の上昇度も期待できそうで、斤量面の恩恵も受けれるここは勝ち負け必至と見ます。ということで本命はレシステンシアです。
続いて対抗ですが、今回最有力視しているのはセントウルS・2着のピクシーナイトです。
今年は前半マイルを中心に使われてきましたが、初の1200戦だった2走前のCBC賞は、レコードが破られるような超高速馬場だったにも関わらず、しっかり対応して2着。前走のセントウルSも開幕週で外枠という厳しい条件の中、しっかり差し込んで2着。いずれも惜しい2着で、我慢する競馬を覚えながらスプリンターとしての素質を着実に開花させてきた印象です。
中山が初という点が唯一懸念ですが、今回は飛ばしていきそうなモズスーパーフレアやメイケイエールがいるので、展開的には向きそうです。レシステンシアも高松宮記念では無理せず好位からの差す競馬を経験しているので、1200mのハイペースならレシステンシアとピクシーナイト、セントウルSの1・2着で再度決着する可能性は十分にあると感じます。
ということで今年のスプリンターズSは、本命レシステンシア、対抗ピクシーナイトという予想で勝負したいと思います。