【日経新春杯2017予想】シャケトラ、浜中も認める”出世馬”

15日(日)は京都の長距離ハンデ重賞、日経新春杯が開催。

休み明けのミッキーロケットの成長力も気になるが、マンハッタンカフェ産駒の期待の明け4歳、シャケトラも相当な素質馬だ。デビューしてからの4戦全てで上がり最速、全てのレースで1倍台の1番人気に推され、その全てに期待通り応えてきている。

前走の2着馬リッチーリッチーは次走2着に敗れているがハナ差で着差はほとんどなし。勝ち馬もその後準オープン勝ち。決して弱い相手ではなかった。

下級条件からでも十分通用。シャケトラは不安感より期待感大きい

1000万1着→G2へと一気に飛び級は不安だが、逆に言えばここで即通用するならかなりの器と言えるだろう。条件戦組の過去10年の成績は[2-4-2-23]と下級条件からでも通用している。準オープンを使う必要がないと踏んだ陣営の判断からも、馬は高く評価されているし、期待感が不安感を上回っているからこその格上挑戦だろう。

これまで似たように格上挑戦して重賞の壁に跳ね返されてきた馬は数多くいるが、去年シュヴァルグランが連対している例もあるし、デビューから3戦続けて乗った浜中騎手も「もともとオープンまで出世する馬だと思っていた。瞬発力があって馬格にも恵まれ、乗っていても他の馬との違いは感じる」と能力の高さを評価している。

真っ黒の青鹿毛に、500kgをゆうに超える馬体の風格と、迫力あるフットワークは大物感を感じさせる。ハンデも53kgと軽く、相手もG1級は不在、勢いと軽量も味方している今のシャケトラは買いだ。