【秋華賞2021】“桜”の女王か?“樫”の女王か?

白毛の桜花賞馬ソダシと青鹿毛のオークス馬ユーバーレーベンが激突する牝馬三冠最終戦「秋華賞」がいよいよ開催だ。

無敗で桜花賞をレコード勝ちしたソダシは、続くオークス・8着も、前走の札幌記念を快勝し改めてトップクラスの実力を示しました。また、初の2000mの好走で距離にめどが立ってきた点も大きい。人気を背負う先行馬なだけに今回もマークは厳しくなりそうだが、阪神コースはG1・2勝の実績を残す舞台で、スムーズなら好勝負は確実だ。

一方、前走のオークスを制したユーバーレーベンは、約5ヶ月ぶりのぶっつけ本番に臨む。前走後、左前の屈腱炎を発症した影響で調整が遅れるなど、調整面でスムーズでいかない部分があった。阪神コースは阪神JF・3着の一戦のみで、コース適性についても不安が残る中、怪我明けのぶっつけローテーションと不安材料は少なくない。とは言え、消耗戦のオークスを勝ち切ったのは、総合力の高さも示すものだった。いきなりの好走も十分あり得るだろう。

桜花賞馬のリベンジか、オークス馬が返り討ちにあわせるのか興味は尽きない。