JRA秋華賞(2021)当日の馬場は?馬場傾向を距離別データで分析・予想

今週は秋の3歳女王を決する「秋華賞」が開催です。開幕2週目の阪神での開催ということで、馬場把握の重要性は高く、馬場状態はできるだけ正確に把握しておきたいところです。今の阪神の馬場をなるべく正確に把握しておくためにも、今回は開幕週であった先週の9日と10日の土日で行われた芝レースの「脚質」と「枠順」のデータを距離別にまとめてみたいと思います。

■2200m~

該当レースは「京都大賞典(G2)」と「三田特別(2勝クラス)」の2レース。枠は「1・2枠」が3着内0回となっており、内枠が不振です。脚質は「差し」と「追い込み」が1勝ずつ、連対数と3着内は「差し」が最多となっています。京都大賞典はスローペースで差し馬勢が台頭、三田特別もスローから勝ち馬が早めに動いて追い込む展開でした。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 0 2
2枠 0 0 0 2
3枠 0 1 0 2
4枠 0 0 0 3
5枠 1 0 0 2
6枠 1 1 0 1
7枠 0 0 1 2
8枠 0 0 1 3
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 3
先行 0 1 1 5
差し 1 1 1 5
追い込み 0 0 0 4
マクリ 1 0 0 0

■2000m

該当レースは「新馬」の1レースのみ。道中は前半1000mが1分4秒0のスローペース。内目の枠から逃げた馬が3着、真ん中枠から出して2番手から追走した馬が勝利する内容でした。追い込んだ2着馬は勝ち馬と同じ上がり最速タイとなる33秒9の脚を使う強い競馬でしたが、前目有利な展開で届かず。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 0 1
2枠 0 0 0 1
3枠 0 0 1 0
4枠 0 0 0 1
5枠 1 0 0 1
6枠 0 0 0 2
7枠 0 0 0 2
8枠 0 1 0 1
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 1 0
先行 1 0 0 2
差し 0 0 0 5
追い込み 0 0 0 2
マクリ 0 1 0 0

■1800m

該当レースは「新馬」と「未勝利」の2レース。枠は「2枠」の「先行」と「3枠」の「マクリ」が1勝ずつ。新馬戦の勝ち馬は、かかりながらも先行した馬を落ち着かせ、脚を溜めてしっかり抜け出して快勝という内容。未勝利の勝ち馬は、スローペースを後方から進めて外々を回しながらも、強い末脚で捲り勝ちという内容でした。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 1 1
2枠 1 1 0 0
3枠 1 0 0 1
4枠 0 0 0 2
5枠 0 0 0 2
6枠 0 0 1 2
7枠 0 0 0 3
8枠 0 1 0 1
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 2
先行 1 1 0 4
差し 0 1 1 5
追い込み 0 0 0 1
マクリ 1 0 1 0

■1600m

該当レースは「未勝利」と「2勝クラス」の2レース。枠は「3枠」が2勝を挙げており、「1・2枠」が3着1回ずつと内枠が好成績です。脚質は「先行」が2勝を挙げており、連対数も最多。「逃げ馬」も3着1回と残っており、内枠先行馬が好走しています。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 1 1
2枠 0 0 1 0
3枠 2 0 0 0
4枠 0 1 0 1
5枠 0 0 0 2
6枠 0 1 0 1
7枠 0 0 0 2
8枠 0 0 0 3
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 1 1
先行 2 1 0 5
差し 0 1 1 1
追い込み 0 0 0 3
マクリ 0 0 0 0

■1200~1400m

該当レースは「新馬」「りんどう賞(1勝クラス)」「戎橋S(3勝クラス)」「オパールS(OP)」の4レース。枠は「1・3・6・7枠」が1勝ずつを挙げており、連対数は「1・3・7枠」が最多タイ、3着内は「7枠」が最多となっています。どの枠もまんべんなく好走しており、枠についてはフラットな傾向となっています。

脚質は「先行」が最多の2勝を挙げており、3着内も最多です。「差し」と「追い込み」も1勝ずつと後方からも決まっているので、脚質についてもフラットな傾向です。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 1 0 3
2枠 0 0 0 6
3枠 1 1 1 4
4枠 0 1 1 5
5枠 0 0 0 7
6枠 1 0 0 6
7枠 1 1 2 4
8枠 0 0 0 8
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 1 3
先行 2 1 2 12
差し 1 2 1 11
追い込み 1 1 0 17
マクリ 0 0 0 0

■まとめ

枠は「3枠」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内も最多です。「5・6枠」も2勝ずつを挙げており、データ的には真ん中枠が好成績です。

脚質は「先行」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内も最多です。「逃げ」も12頭中3頭が3着で、好走率ベースでは4頭に1頭が馬券に絡んでいる成績です。

開幕週でしたが極度に前が有利という状態ではなく、差し馬も届いていました。時計の出方は速く、上がりは33秒台、遅くても36秒台が出る馬場でした。内外は勝ち馬こそラチ沿いが多いものの、馬券圏内なら外強襲もあり、内外差はそこまで無いという印象です。超がつくほどの高速馬場ではなく、クッション値も開幕週にしては低めです。若干のパワーよりな馬場という認識で、週末の予想に臨みたいと思います。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 1 2 8
2枠 1 1 1 9
3枠 4 2 2 7
4枠 0 2 1 12
5枠 2 0 0 14
6枠 2 2 1 12
7枠 1 1 3 13
8枠 0 2 1 16
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 3 9
先行 6 4 3 28
差し 2 5 4 27
追い込み 1 1 0 27
マクリ 2 1 1 0