2016年12月29日(木)に、大井競馬場で開催された第62回東京大賞典に出走したアポロケンタッキー(牡5、栗東・山内研二厩舎)から、規制薬物である消炎鎮痛剤「デキサメタゾン」が検出されたという報告が、JRAに13日に報告され、この報告を受けJRAでは第1回裁定委員会を開催した。
最終的な処分については、調教師の山内師の弁明を受けた後、第2回裁定委員会で内容を精査して委員会が終了した後に発表される見通しとなっている。
なお、検出された「デキサメタゾン」は「禁止薬物」とは異なる「規制薬物」に該当し、競争能力への影響がないことから事後失格の対象にはならない。主に治療を目的として施用される薬であり、馬の福祉および事故防止の観点から、使用は規制されている。
デキサメタゾンという薬は消炎鎮痛剤の1つで、腫れなどを抑える為に使用されることが多い薬で、主に痛み止め的な役割りで使用される。「規制薬物」の検出であることからも、東京大賞典の着順結果に変更はない。