モーリス、無事スタッドイン。産駒デビューは2020年予定

先週、中山競馬場で引退式をあげたG1・6勝馬で2015年度の年度代表馬に選出されたモーリス(牡6、美浦・堀宣行厩舎)。引退式後は、繋養先である北海道安平町の社台ステーションに移動し、16日に無事にスタッドインした。

モーリスは父スクリーンヒーロー、母メジロフランシス、母父カーネギーという良血。通算成績18戦11勝[重賞7勝、内海外3勝]。2016年度のJRA賞では特別賞に輝いた。

種付け料は400万円と意外とリーズナブル。筆者の見立てでは600万くらいはつくのではと思っていたが、この価格なら海外からも人気を集めそうだ。そもそも150万の安馬であったことを考えると400万つくこと自体がすごいことではあるのだが・・・。種付けの申し込みは引退の発表ど同時に殺到し、すでに満口となっている。

気になる配合相手だが、G1・7勝のジェンティルドンナがすでに決定しているほか、2010年の年度代表馬であるブエナビスタが候補にあがっており、待ち遠しさに胸をふくらませるファンも多いことだろう。

インターネットの某掲示板では「ダートでも潰しが効いて付けやすいだろうな」「小さい牝馬でもOKで使いやすいだろうね」「サンデーのクロスで色々楽しめそうだよな」と早くも2世への期待を込めた声が、方々で持ち上がっている。。

これから本格的な種付けシーズンに向けて体づくりに入る予定で、順調にいけば初年度産駒は2020年のデビューとなる。2020年は記念すべき東京オリンピックの年、大物誕生に期待したい。