2月1日(水)川崎競馬場で、第66回川崎記念(JpnⅠ)が行われます。3連覇を決めたホッコータルマエに加えて、東京大賞典の1、2着馬アポロケンタッキー、アウォーディーの名前がないのは残念ですが、逆にどの馬にもチャンスのある顔ぶれと言え、馬券的に妙味十分な一戦となったことは間違いありません。
過去10年の勝ち馬を見てみると、JRA勢9勝に対して、地方勢は2011年のフリオーソ(船橋所属)1頭のみ。地方勢はよほど突出した馬でない限り、ここでは通用しないということであり、今年もJRA勢優勢のデータは変わりなしでしょう。
関西馬圧倒的優勢のデータ
さらにJRA勢9勝を所属別に見てみると、そのすべてが「関西馬」ということに気づきます。今年は7番ミツバ、8番ケイティブレイブ、9番オールブラッシュ、11番バスタータイプの4頭が関西馬。勝ち馬はこの中から・・・とみて、ケイティブレイブ(牡4 栗東・目野厩舎)に注目です。前走の名古屋グランプリは断然人気2着でしたが、これは勝ったアムールブリエの方が適性で上回っただけのこと。2500→2100への距離短縮は、この馬にとっては間違いなく好材料でしょう。
そしてもう一つ追い風となるのが、鞍上・武豊騎手。今年は京都金杯をエアスピネルで制すると、先週のシルクロードSではダンスディレクターを鮮やかに復活させての重賞制覇。先週終了時点で12勝を挙げ、関西リーディング1位と円熟味を増した手綱捌きは、さすがのひと言です。
絶好調の鞍上に導かれて初のGⅠ制覇へ。今年のダート界を牽引するためにも、ここは負けられない一戦です。