今週の東京競馬場メインは、第67回東京新聞杯(GⅢ)。春の大目標、安田記念と同じ舞台ということもあり、注目の一戦となることは間違いありません。
マイル路線へとシフトチェンジしたエアスピネルが連勝を延ばすかどうかですが、前走の京都金杯は内枠・先行馬が有利な馬場状態。もちろん地力があるからこそ勝てたわけですが、着差が示す通りの辛勝で期待ほどの勝ちっぷりではなかったと感じた方も多かったのではないでしょうか。
先週の東京競馬を見ていると、それほど前有利ではなく差す組にも十分チャンスのある馬場状態。これなら逆転があるとみて、ブラックムーン(牡5 栗東・西浦厩舎)に再注目。前走の金杯は前有利の馬場状態を踏まえて、意識的にいつもより前目のポジショニング。勝つための選択だったとはいえ、直線で早めに脱落してしまったあたり、やはり後方で脚をタメるスタイルが合うということを再認識させられました。
東京芝1600は、2着争いを尻目に3馬身圧勝を演じたキャピタルS(2走前)と同じ舞台。今度は完全燃焼が期待できる舞台設定です。そして、今までの戦績から高速決着はもちろん歓迎ですが、重馬場巧者を多く送る父アドマイヤムーンに母父ジェネラスなら、週末の雨予報もプラスに働く可能性。違った面が引き出される気もします。ここは逆転を期待していい一戦でしょう。