2月5日(日)、東京競馬場で開催された第67回東京新聞杯(G3)は、M.デムーロ騎手が騎乗する3番人気のブラックスピネル(牡4、栗東・ 音無秀孝厩舎)が優勝した。
当日の東京競馬場は馬場は良の発表で小雨が降っている状況。レースはブラックスピネルがハナをきっていきまさかの逃げ。これに1番ダイワリベラル、3番マイネルアウラート、10番タガノブルグが追走し、先団を形成。
武豊騎手が騎乗する1.8倍の1番人気エアスピネルは少し間を開けて5番手から競馬を進めた。しかしすぐにペースは落ち、前との間隔が詰まる。直線では先行したマイネルアウラートが先頭に並びかけていく。外からプロディガルサン、さらに内からはエアスピネルが追い込んできてゴール前は3頭の叩き合いに。
最後は逃げながら上がり32.7秒の脚を披露したブラックスピネルがレースを制した。外から猛追したプロディガルサンはクビ差で2着に入着し、さらに1/2馬身差の3着にエアスピネルが入着した。
優勝したブラックスピネルはこの勝利で重賞初勝利。デビューから重賞7戦目にして悲願の重賞タイトルを獲得した。鞍上のミルコ騎手は今年重賞初勝利。前走の福永祐一からの乗り替わりでテン乗りだったが、スローになると読んでの先行策が嵌り、ミルコ騎手の好騎乗が光る形となった。