【ファンタジーS予想2021】2歳女王決定戦の前哨戦!ナムラクレアやウォーターナビレラなど出走予定馬を考察

阪神競馬の土曜メインは暮れの2歳女王決定戦の前哨戦「ファンタジーステークス」です。2018年にダノンファンタジー、2019年にレシステンシアがここを勝って阪神JFも制覇しており、見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。

ナムラクレア(牝2、長谷川浩厩舎)

小倉2歳Sを快勝し、重賞初制覇を果たしたナムラクレア。中団から控えて進め、直線は大外を一気に伸びて2着馬に2馬身差をつける圧勝で、平均ペースを追走して上がり最速33秒9をマークしてこの着差は強い内容です。2走前のオープン戦・フェニックス賞は不良馬場を先行して上がり最速の脚で快勝と、異なる馬場で小倉の1200mを連勝。200mの距離延長もそつなくこなしそうな気配で、勢いそのままに重賞連勝となるか注目です。

ウォーターナビレラ(牝2、武幸四郎厩舎)

札幌1500mの新馬戦を逃げ切って快勝したウォーターナビレラ。続く中山1600mのサフラン賞では番手追走から抜け出して、上がり最速33秒6の末脚で快勝と好内容の競馬で連勝。異なる馬場、異なるコース、異なる勝ち方で連勝しておりレースセンスは抜群です。操縦性に優れ、しまいの脚もしっかりとこの時期から完成度は高めです。新種牡馬の父シルバーステートに重賞初勝利をプレゼントできるか、注目と期待が集まる1頭です。

スリーパーダ(牝2、斉藤崇史厩舎)

前走の小倉2歳S・2着のスリーパーダ。前走はゲートの出がイマイチだったうえ、外差し優勢の馬場にも泣かされたので悲観する必要はないでしょう。デビュー戦は外に膨れながらも抜け出して1馬身半差の快勝と、まだ幼いところはありますが素質の高さを感じる1頭です。半姉に2016年のオークス馬シンハライトがおり、距離延長はプラスに作用しそうな気配です。400kg前後と小柄な馬ですが、この中間で肉体・精神面で成長したところを見せられるかに注目です。