【加付式“連番の法則”】天皇賞(秋)など先週の回顧・検証

先週は、日曜メインに3強激突で注目を集めた「第164回 天皇賞・秋(GⅠ)」が東京で行われ、土曜に東京で「第10回 アルテミスステークス(GⅢ)」、阪神で「第64回 スワンステークス(GⅡ)」と併せて3重賞が行われた。

天皇賞は、昨年のジャパンカップに代表されるように「3強対決は堅い」の歴史通り、上位3着を3強で占める結果となった。勝ったのは最年少3歳馬のエフフォーリアで、3強で最も低い3番人気となったが、レースは1馬身差の完勝でGⅠ2勝目を挙げた。エフフォーリアは、これで6戦5勝(重賞3勝)、2着1回(日本ダービー)と連帯率は依然100%。騎乗した横山武史騎手は前週のタイトルホルダー(菊花賞)に続いて2週連続GⅠ制覇となった。2着に1番人気コントレイル、3着に2番人気グランアレグリアとなり、残念ながら法則決着とはならなかった。

土曜もスワンSでは法則外決着となったが、アルテミスSでは2着に入った2番人気ベルクレスタと3着シゲルイワイザケ(8番人気)の「一組連番」組み合わせの連番の法則決着となった。

先週一週間の主なニュース

石川裕紀人騎手
30日、東京2Rにて現役59人目のJRA通算200勝目を挙げた。
M.デムーロ騎手
30日、東京11Rにて史上10人目、現役6人目となるJRA重賞通算100勝を達成した。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

10月30日
-東京阪神新潟合計出現率(%)
ALL連番021(1)38.3
一組連番5(1)46(2)1541.7
同番3(1)0038.3
合計867--
出現率(%)66.750.058.3--
10月31日
-東京阪神新潟合計出現率(%)
ALL連番02(1)1(1)38.3
一組連番52(1)4(1)1130.6
同番2(1)31(1)616.7
合計776--
出現率(%)58.358.350.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週も東京・阪神・新潟での2日間、計72レースで「一組連番」が計26レース、「ALL連番」が計6レース、「同番」が計9レースという内訳。ほぼ前週と同じ、全組若干の増加出現数であった。配当的には100万超は再び不発となったが、10万超99万未満が通算11回と3週ぶりに2桁の出現回数となった。場別出現率も通年平均よりは低めであったが、前週のように5割を切ることなく「50.0%~66.7%」であった。

前週、出現率を下げた「一組連番」は先週もやや低調。特に阪神での土曜4回、日曜2回、日曜新潟での4回が出現率を下げた。その他では、ほぼ通常出現し10万超99万未満高額配当も8回出現し、内6回の軸馬は推奨人気から。日曜新潟での3回中2回に象徴されるように「1番人気と13番人気」「4番人気と15番人気」など、推奨人気との2桁人気「一組連番」には注意を払っておくと、思わぬ高額配当を手に出来る。「同枠・一組連番」同様にご活用いただきたい。

「同番」は、先週も好調を維持。土曜は東京での3回に偏ってしまったが、日曜には3場とも出現。東京、阪ではマルチ出現し、唯一1回のみの新潟では10万超99万未満高額配当となった。この新潟での高額と東京でも1回出現した10万超99万未満はともに、以前記した「同枠2頭絡み」かつ「一組連番」の狙い目重複に該当。「同番」を狙う際には、是非条件重複を活用し小資金で好配当ゲットしてほしい。

少額投資の代表格で最もお勧めの「ALL連番」も、連続好調維持。特に土曜阪神で3番人気1着から、推奨の1番人気3着付けで33万の高額配当を記録。また日曜新潟でも推奨末人気との「人気薄・同枠」絡みの「ALL連番」から40万を輩出した。「同番」同様に推奨馬券術を活用し少額「ALL連番」で高配当を手にしてほしい。

先週の「万馬券の宝庫・最終R」は、法則・法則外問わずに不発週であった。土日6回のうち法則・法則外決着が3回ずつで、法則決着では1桁万馬券2回、法則外でも1桁万馬券1回に終わった。ただ、最終Rすべてがここまで堅く収まるのは逆に珍しいケースなので、次週以降の再びの高額出現に臨んでもらいたい。