東京の名物ハンデキャップ競走「アルゼンチン共和国杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
アンティシペイト(牡4、国枝栄厩舎)
11/3(水)美浦・南W(良)5F66.5-4F51.8-3F37.3-1F11.8(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。外ワンデイモアを1馬身追走、内サトノエルドールに2馬身先行し、直線は2頭の間に入り馬なりのまま伸びてワンデイモアと併入、サトノエルドールに1馬身先着しました。通ったコースはやや内目とは言え全体時計は優秀ですし、併せた2頭がやや力みながらの走りに対して同馬はしっかり折り合いがついており、状態は良さそうです。1週前は南Wで強めに追われ、5F66.0-1F11.3の好時計をマークと意欲的に追われる内容でした。乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。
フライライクバード(牡4、友道康夫厩舎)
11/3(水)美浦・CW(良)6F82.7-5F66.1-4F51.1-3F37.3-1F12.2(馬なり)
美浦のCWコースで単走。終い重点に追われ、直線は抜群の反応で伸びてラスト1F12.2の力強い伸び脚を見せました。1週前は岩田望来騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、一杯に追われて6F79.3-1F11.9の好時計をマークし、併せ馬にクビ差先着しました。最終は余力を十分に残しながらという内容でしたが、1週前には一杯に追われており、しっかり追って動けている外の相手に半馬身先着と好内容の追い切りを消化。休み明けでも好状態に仕上がっている印象です。
アイアンバローズ(牡4、上村洋行厩舎)
11/3(水)栗東・坂路(良)4F53.4-3F38.4-2F25.2-1F12.6(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の外ラチ沿い馬なりで駆け上がり、ラスト1Fは12.6をマークしてゴール。アタマの振り方がやや荒かったのは気がかりですが、しっかり規則的な加速ラップは踏めており、手前もしっかり替えて伸びてと内容の良い追い切りを消化しています。時計も目立って速くはありませんが、前走以上の時計は叩き出しており、叩かれた上積みも見込めそうです。