【武蔵野S予想2021】砂の王者を目指す強豪が集結!ソリストサンダーやタガノビューティーなど出走予定馬を考察

東京競馬の土曜メインはダートマイルのG3「武蔵野S」です。2014年から1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権が付与されたことで、出走してくるメンバーのレベルも近年は上がってきた印象があります。今年は一体どんな馬が揃ったのでしょうか?というのことで今回は、出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。

ソリストサンダー(牡6、高柳大輔厩舎)

今年のかしわ記念・2着、マイルCS南部杯・3着と地方交流重賞で好走しているソリストサンダー。前走の南部杯は直線伸びてきましたが、先行馬優勢の脚抜きの良い馬場だったこともあり、前を捉えることが出来ませんでした。広い東京に変われば、チャンスは一気に高まりそうです。また、昨年の武蔵野Sは11番人気ながら2着に好走しており、勝ちきれてはいないものの、フェブラリーSを勝利したモズアスコットをはじめ、多くのダート実績馬を相手に先着と価値ある走りを披露しており、トップクラスの力は見せています。

タガノビューティー(牡4、西園正都厩舎)

オアシスSと欅S快勝とオープンを連勝中のタガノビューティー。キャリア全6勝は左回りで、うち5勝は東京コースという東京巧者です。重賞は昨年6月のユニコーンS以来となりますが、東京は走る馬でマイルの距離も得意な距離ということで、目下の充実ぶりからも有力な1頭となりそうです。圧勝したレースはありませんが、G1朝日杯FSで4着に入った事もある実力馬で、過去6勝全てで手綱を握っている石橋脩騎手とのコンビなら、十分に地力を発揮させてくれそうです。

エアスピネル(牡8、笹田和秀厩舎)

今年のフェブラリーS・2着の実績が光るエアスピネル。前走のマイルCS南部杯は6着に敗れましたが、ソリストサンダー同様に馬場に泣かされてしまったことが大きな敗因と言えそうです。小回りよりも広いコースの方が持ち味のキレ味を発揮できそうで、今回は好走したフェブラリーSと同じ東京1600mが舞台ということで、巻き返しのチャンスは十分ありそうです。8歳の古豪ですが実力の衰えはなく、相手関係が少し楽になりそうなここは久々の重賞勝利も期待できそうです。