ホープフルSのステップレース「東京スポーツ杯2歳S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
レッドベルアーム(牡2、藤原英昭厩舎)
11/17(水)栗東・CW(良)5F67.1-4F51.7-3F37.4-1F11.8(強め)
岩田望来騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ(レースは福永祐一騎手が騎乗)。僚馬キャリアリズムを1馬身半追走し、終い重点に追われてラスト1Fは11.8と鋭く伸びて半馬身先着。全体時計は1週前に更新した自己ベストを再び更新しており、終いも活気あるフットワークで伸びてと時計・動きともに絶好の内容でした。1週前はCWコースで一杯に追われ、5F67.5-1F11.5の好時計をマークして自己ベストを更新。1週前の時点で追い切り11本目と乗り込み量は豊富で、ひと追い毎に状態が良化しています。好内容の追い切りを連発しており仕上がりは万全と見て良いでしょう。
アルナシーム(牡2、橋口慎介厩舎)
11/17(水)栗東・CW(良)5F70.7-4F53.6-3F38.7-1F12.6(馬なり)
栗東CWコースで単走。馬場の真ん中を折り合いを付けながらリズムの良いフットワークで駆け抜け、ラスト1Fは12.6と余裕十分にゴール。1週前は武豊騎手を背にCWコースで2頭併せ行い、6F79.5-1F13.0の好時計をマークし、一杯に追われた相手を6馬身突き放して2歳馬ながらこの日の一番時計をマーク。圧巻の時計と内容でした。もともとデビューから調教ではよく動く馬だったとのことですが、脚捌きや体の使い方はひと追い毎に良化。馬体もひと夏を越して一回り大きくなっており、期待できそうな仕上がりです。
アサヒ(牡2、金成貴史厩舎)
11/17(水)美浦・南W(良)5F70.9-4F54.9-3F39.4-1F11.8(馬なり)
田辺裕信騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。併せ馬を2馬身先行させ、直線序盤で馬体を合わせて楽に並びかけると、直線は持ったままの楽な手応えで伸びて半馬身先着しました。Wコースの馬場状態があまり良くない中で早い時計をマークしてきており、併走馬を圧倒して楽に先着と好内容の追い切りを消化。馬自らがギアを上げて加速していく前向きさも見せており、直線も一瞬で相手を抜き去る鋭さを見せました。力は出せる状態に仕上がっている印象です。