12日(日)、京都競馬場で行われた第110回京都記念は、M.デムーロ騎手が騎乗する3番人気のサトノクラウンが優勝した。
レースは内枠から好スタートを決めたヤマカツライデンがハナをきり、外からサトノクラウンとガリバルディが上がっていっていった。凱旋門賞からの休明けで注目されていた1番人気のマカヒキは5番手の中断から競馬を進めていった。
逃げ足を伸ばしてヤマカツライデンが4馬身、5馬身と後続を突き放していく。ガリバルディとサトノクラウンは前後の間隔を空けながら追走し、さらに2馬身ほど後ろにスマートレイアーが前を見ながら競馬を進め、このすぐ後ろをマカヒキがつけるかたちでかなり縦長の展開でレースは進められた。
向正面で番手につけていたガリバルディがはやめに動き、一気に先頭のすぐ後ろまで差を詰めていく。離れた位置の3番手のサトノクラウンが後続を抑えながら直線へ。追い出したサトノクラウンが前の2頭を交わして馬場の真ん中をいくと、外からマカヒキ、内からスマートレイアーが追い込んで、3頭による叩き合いに。
外からマカヒキ、内からスマートレイアーと猛追する2頭が前を捕らえる勢いを見せたが、サトノクラウンが後続の追撃を許さずに押し切ってゴールした。1馬身1/4差の2着にスマートレイアーが入着し、さらにクビ差の3着にマカヒキが入着した。
優勝したサトノクラウンは昨年に引き続き優勝し、連覇を達成。前走の香港ヴァーズに続く重賞勝利で、重賞2連勝を達成した。