先週11日(土)は降雪のため本日の13日(月)に代替開催となった小倉競馬。12日(日)からの開催となったが、この日は3Rで三連単81万、8Rで70万、メインレースの門司ステークスも人気上位がこぞって飛んで17万と、高額配当が連発する波乱の幕開けとなった。
今週末はいよいよ重賞の小倉大賞典が開催されるが、こちらも波乱含みの傾向が強いレース。過去10年で1番人気が勝ったのは1勝のみ、単勝6番人気以下の馬が6勝、二桁人気も4頭絡むなど、伏兵馬の台頭が多いハンデキャップ重賞だ。人気上位の信頼度が低いレースなだけに注意が必要である。
安定の小倉巧者・ダコール(牡9)が4度目の挑戦に挑む!
そんな小倉大賞典で毎年必ず馬券に絡む馬がいる。中竹和也厩舎所属のディープインパクト産駒、ダコール(牡9)だ。今年で9歳と高齢だが、小倉大賞典は今年で4度目となる大ベテランだ。
5歳の時に出走した'13年の小倉大賞典では、福島記念で3着に好走するなどした影響もあってか2番人気に推されるほどの人気だった。レースは後方から追い上げ、1着馬のヒットザターゲットとアタマ差の2着に入着した。
翌年'14年の小倉大賞典では、当日はマイナス16kgと馬体も減り、小雨の降る重馬場開催、さらに重賞での連敗が続いた影響もあり人気は11番人気と低評価だった。しかしそれでもレースではまた大外から追い込んで3着まで粘り込んだ。
そして昨年'16年。前年から主戦騎手として騎乗する小牧太騎手とのコンビで3度目の小倉大賞典に挑んだ。マイナス14kgと馬体は相変わらずマイナスも、見た目は良く絞れたものという印象。この日も最内1番からスタートするもやはり直線では大外へまわして一気に追い込んで1着馬のアルバートドックとアタマ差の2着に入着した。
今年は4度目の挑戦となるが、3年連続で馬券に絡んでいるレースで、小倉の成績も優秀[2-3-1-3]、今年も主戦騎手の小牧太騎手と挑むことができそうなダコールはやはり馬券には入れておかねばならない一頭だ。
前走の日経新春杯では10番人気で13着に敗れる内容だったが、9歳でトップハンデ58kgを背負い、距離もこの馬にしては長い2400mだったことを考えると仕方のない結果。小倉では斤量も減るだろうし、1回叩いてからの得意の舞台なので巻き返しは十分期待できるだろう。おそらくいつも通り人気もそこまでだと思うので、馬券的にも妙味はたっぷりだ。
歳はとっても夏も冬もよく走ってくれる頑張り屋。馬券に絡むだけでなく、できることなら今年こそ悲願の小倉大賞典制覇を達成してもらいたい!