今週の日曜京都メインは第52回京都牝馬ステークス(G3、京都・芝1400m)が開催。2015年までは開催時期が1月だったが、昨年から開催時期が4週繰り下げられ2月開催となり、距離も200m短縮された。
まだまだ傾向を見るにはデータが少なすぎるが、距離や開催時期の変更による影響が少ない人気の傾向を見ると、過去10年の1番人気の成績は[3-3-1-2]で、2番人気も[3-1-1-4]と上位人気が優秀。
今年の1,2番人気の有力候補はアルビアーノ(牝5、木村哲也厩舎)とレッツゴードンキ(牝5、梅田智之厩舎)の2頭。
アルビアーノは前走が京都牝馬Sと全く同じ舞台のスワンS(G2、京都・芝1400m)で6着。休み明け初戦ということもあったかもしれないが、次に繋がるような走りというわけでも無かった。一瞬良い脚を使って迫るのは良く見えたが、やはりすぐに失速して後退。ある程度流れる展開になるなど展開の手助けが必要。
レッツゴードンキは今年からG3に格付けされるターコイズS(重賞、中山・芝1600m)で最後方から追い込んで2着に入着。さらに2走前はダート初挑戦だったJBCレディスクラシック(G1、川崎・ダ1600m)で番手からの競馬で2着に健闘するなど、舞台も競馬スタイルも幅広く活躍している。
どんな競馬でもおまかせあれ!レッツゴードンキ久々の重賞Vに期待!
個人的には現在2連対中のレッツゴードンキの方を評価している。アルビアーノも強いが、スワンSからしばらく間隔があいているし、そもそも足元の問題でなかなか詰めて使えないという部分が不安材料として常にある。休み明けについてはあまり戦績がよくないので、ここはタフなレッツゴードンキの方に重い印を与えたい。
3歳時に桜花賞を勝ってから勝ち星から遠のいているが、最近この馬の凄さに改めて驚かされている。芝でもダートでも走り、牝馬限定でも牡馬相手でもお構いなしに走るし、マイルがベストと思っていたらいきなり夏のスプリント重賞で2連続3着に入着するなど、どんな競馬でも結果を残す、まさにオールラウンダーだ。
京都牝馬Sは休み明けが不安なアルビアーノに、他も前走着順が芳しくない馬ばかり。今回は久しぶりにこの馬の重賞Vを見れるかもしれない。