26日(日)、武幸四郎騎手(栗東・フリー)が20年間の騎手人生に幕を閉じた。阪神12レースの3番メイショウオオカゼ(9着)の騎乗が最後の騎乗となった。
引退式では豪華な顔ぶれが花束を贈呈した。最後に手綱を握ったメイショウオオカゼ、そしてかつてオークスを共に制したメイショウマンボの馬主である松本好雄オーナー、そのメイショウマンボを管理する調教師の飯田祐史師、後輩を代表して公私共に仲が良いことで有名な竹之下智昭騎手、そして最後に実の兄である武豊騎手などから花束が手渡された。
多くの騎手や関係者に見守られながら引退式は行われた。記者に、改めて今の気持ちとこれまでのレースで印象に残ったレース、調教師になってからどんな馬を育てていきたいかということについて聞かれ、以下のようにコメントした。
たくさんのファンの皆さんに残っていただいて、最高の形で騎手人生を終えられました。印象に残るレースは1つに絞ることは出来ません。今日乗っていても馬から教えられたことがあり、その繰り返しの20年でした。とにかく今日までは全力で騎乗することに集中していたので、調教師になってからのことについて今は答えられません。20年間周りの皆さんに恵まれて、本当に感謝しています。次は調教師として馬を送り出す立場になりますが、これまでたくさんの馬に教えられたことを、これから出会う馬に活かしていきたいと思います。競馬場で引き続き応援よろしくお願いします。
(JRA発表・JRAニュース「http://www.jra.go.jp/news/201702/022601.html」)