【チューリップ賞予想2017】”2強”の激突!他は付け入るスキがない?!

今週3月4日(日)は阪神競馬場にて桜花賞トライアルのチューリップ賞が開催。桜花賞へ向けて最も注目すべき前哨戦として知られるレースなだけに目が離せない。中山では高松宮記念の前哨戦のオーシャンステークスが開催され、いよいよトライアルシーズン到来という感じだ。

さて、今回最も注目したい有力馬は何と言ってもこの馬、ソウルスターリング(牝3、藤沢和雄厩舎)だろう。前走の阪神JFを完勝し、デビューから負けなしの3連勝を果たした。14戦全勝、うちG1・10勝という現役時代は無敵を誇ったイギリスの名馬フランケルの産駒として初のG1勝利を達成した3歳牝馬。今年の牝馬クラシック路線で活躍することになれば今後の牝馬戦線を牽引する存在になるかもしれないということで、今回の一戦も多くの注目を集めること間違い無しだ。

阪神JFで1馬身1/4差の2着に敗れたリスグラシュー(牝3、矢作芳厩舎)も年明けどれだけ成長しているかも楽しみだ。前走は最内から抜け出したソウルスターリングとは対照的に、大外枠からスタートで出遅れ、外々を回されての2着だった。ロスの多い競馬でもゴール前は強い追い上げを見せてくれた。位置取り、コースどりの差がなければ結果はわからなかった。出遅れの癖が今回もでなければ好勝負が期待できそうだ。

他にも、オープンのエルフィンSで出遅れながらも最後は一気に10番手から差を詰めて3着に入着したミリッサ(牝3、石坂正厩舎)や、重賞連勝中のM.デムーロ騎手が手綱を握る前走春菜賞(500万下)3着のダノンディーヴァなども有力どころである。

ただ、今回も阪神JFの1、2着が前走と同じ決着、もしくは順位が入れ替わるだけというくらいに上位2頭が抜けている印象がある。牝馬の休み明けは荒れるイメージもあるが、さすがにここは2強で堅いか。基本はやはり、この2頭から考えていきたいと思っている。