【加付式“連番の法則”】チャンピオンズカップなど先週の回顧・検証

先週は、日曜中京でのダートGⅠ「第22回 チャンピオンズカップ(GⅠ)」をメインに、前日土曜に中山で「第55回 ステイヤーズステークス(GⅡ)」、阪神で「第72回 チャレンジカップ(GⅢ)」が行われた。

7戦6勝、内重賞5勝のGⅠ2勝馬ソダシのダート初挑戦が注目を集めたチャンピオンズカップ。父クロフネ、母ブチコの血統背景に先行脚質もあり、2番人気に推されスタート上々に逃げに持ち込んだものの、最後は12着に沈んだ。勝ったのは1番人気テーオーケインズ(松山騎手)で、2着チュウワウィザードに6馬身差の圧勝。3着に14番人気アナザートゥルースが入り、結果は残念ながら法則外決着となった。

前日中山でのステイヤーズSは、6番人気ディバインフォース(田辺騎手)が勝ち、こちらも法則外決着。ただ、チャレンジCでは1番人気ソーヴァリアント(C.ルメール騎手)が順当勝ちを収め、2着に4番人気ヒートオンビート、3着に5番人気ペルシアンナイトが入り、2週連続連番の法則「同枠・一組連番」決着となった。

先週一週間の主なニュース

コントレイル
ジャパンカップでGⅠ5勝目を挙げ引退した同馬は、3日、種牡馬生活を送る社台スタリオンステーションに到着した。初年度の種付料が、父ディープインパクトと同じ1,200万円に決まり後継種牡馬として大きな期待が寄せられている。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

12月4日
-中山阪神中京合計出現率(%)
ALL連番1(1)2(1)1411.1
一組連番7(2)8(3)72261.1
同番11(1)025.6
合計9118--
出現率(%)75.091.766.7--
12月5日
-中山阪神中京合計出現率(%)
ALL連番2(1)1(1)038.3
一組連番35(1)5(1)1336.1
同番211411.1
合計776--
出現率(%)58.358.350.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週から東京に替わって中山開催が始まり、今年最後の中京開催も加わっての2日間、計72レースで「一組連番」が計35レース、「ALL連番」が計7レース、「同番」が計6レース、という内訳。「一組連番」「ALL連番」「同番」すべてが、好調を維持した週となった。前週、圧倒的多数を占めた「一組連番」は土曜を中心に、「同番」は日曜中心に、「ALL連番」が両日ともに安定した出現傾向を示した。配当的には、10万超99万未満の高額が土曜に多く出現。日曜は高額配当が少なくなったが、先週唯一の100万超を「同番」から記録した。場別出現率では「66.7%~91.7%」を残した土曜がかなりのハイアベレージ。ただ日曜も含めてオール5割以上を残し、前週に続いて法則好調であった。

前週、圧倒的多数を占めた「一組連番」が、先週も土曜を中心に好調維持。高額10万超配当も、土曜だけで計7回と多く出現し、開催替わり初週となった中山・中京で各3回ずつと多数を占めた。「開催替わり週」ということで、積極的に挑んだ方は「一発回収」も叶ったのではないだろうか。冒頭の土曜メイン重賞「チャレンジC」では推奨人気内の4・5番人気の2・3着で「同枠・一組連番」決着。1番人気勝利から高額配当とはならなかったが、やはり「同枠」には注意が必要なことを示していた。引き続き、挑むレースでの「一組連番」を抑えることをお勧めしておきたい。

長らく好調持続の「同番」は、先週も日曜を中心に出現。配当的に高額は少なかったが、中山での2回はともに万馬券。特に2つ目の出現となった第7Rでは、1番人気の順当勝ちから2・3着に推奨末人気とその「同番」が入り3連複でも万馬券となり、3連単は約7万の好配当となった。さらに荒れるローカル場を象徴するように、中京開催の「同番」から先週唯一の100万馬券を輩出。前週おとなしく終わった「好配当の復活」もすぐに叶ったので、オーラス12月も引き続き「同番」チャレンジを。

今秋、好調目立つ最もお勧めの「ALL連番」は、先週も好調。土曜は3場すべてから計4回、日曜は中京こそ不発に終わったが、中山・阪神から計3回出現し、お勧めの「同枠2頭絡み」も計4回。配当も万馬券に届かなかったのは、僅か2回だけで10万超の他、5万前後の好配当も多く出していた。10万超を含め好配当はすべて3頭中2頭が推奨人気内であったので、「同枠2頭絡み」はもちろん、「1~5番人気内2頭で組める『ALL連番』」なども活用いただくと良いかと思う。

「万馬券の宝庫・最終R」は、6回中4回が法則外。法則決着は、いずれも中京開催の土日からとなったが、土曜は面目躍如の高額配当となった。1番人気と人気薄(12番人気)「一組連番」から18万の好配当。日曜も「同枠・一組連番」で決着したが、万馬券には届かなかった。また、法則外決着4回の内わけは、1桁万馬券3回に10万超1回。その10万超は3連複17万、3連単79万と大きく弾けた。高額配当輩出の威力は健在なので、最後まで思い切って挑んでいこう。