芝・ダートの双方でG1勝利を挙げた最初の馬であり、G1・6勝を挙げたアグネスデジタル(牡24)が12月8日に放牧中の事故で死亡したことが明らかになった。同日、ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発表した。
アグネスデジタルは1999年9月に阪神のダート1400mでデビュー。翌年2000年のマイルCSでG1初制覇を達成。さらに、翌年の南部杯や2002年のフェブラリーSを制すなど、グレード制が導入された1984年以降、芝とダートの双方でG1勝利を挙げた最初の馬だった。
2003年の安田記念でG1・6勝目を挙げた後は勝ち星に恵まれず、同年有馬記念・9着を最後に引退した。種牡馬としては2014年の統一G1ジャパンダートダービーを制したカゼノコや、2009年札幌記念を制したヤマニンキングリーなどを輩出。昨年種牡馬を引退したばかりだった。アグネスデジタル号のご冥福をお祈りします。