2000mのハンデG3「中日新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ラーゴム(牡3、斉藤崇史厩舎)
12/8(水)栗東・CW(重)5F66.9-4F51.5-3F36.6-1F11.4(強め)
池添謙一騎手を背に栗東CWコースで単走。直線は強めに追われ、絶好の動きでラスト1Fは11.4の好時計をマークしてゴール。折り合いに難しさがある馬ですが、重馬場でも難なく折り合い、道中はしっかりと脚を溜めて力強い反応とフットワークで駆け抜けました。1週前は池添騎手を背にCWコースを馬なりで5F68.6ー1F12.4の好時計をマークと調子を上げてきている印象。馬体の迫力も文句なしに映っており、仕上がりは順調と見て良さそうです。
ボッケリーニ(牡5、池江泰寿厩舎)
12/8(水)栗東・CW(重)4F52.3-3F37.0-1F11.5(一杯)
栗東CWコースで単走。序盤はゆったりと進め、後半は強めに追われて直線一杯に追われると、ラスト1Fは11.5の鋭い伸び脚でゴール。軽快な動きとスピード感のある走りで、最後までしっかりと負荷をかけながらも抜群の反応を見せました。前走の最終追いもCWコースを一杯に追われる内容でしたが、全体時計もラップも前走以上をマークしており、急仕上げだった前走から大幅に良化してきた印象。前走を使われて状態面はアップしているように見えます。
キングオブコージ(牡5、安田翔伍厩舎)
12/8(水)栗東・CW(重)6F82.9-5F66.5-4F51.1-3F36.3-1F11.4(強め)
栗東CWコースで単走。序盤はゆったりと進め、終い重点に追われてラスト1Fは11.4の鋭い伸び脚をマークしてゴール。全体時計は平凡でしたが、馬なりで軽快に駆けて加速ラップも優秀でした。1週前はCWコースで2頭併せを行い、馬なりで4F51.1ー1F11.7をマークして併走馬を楽に圧倒。2週前も坂路で4F50.8ー1F12.2と自己ベストに0秒1差迫る時計をマークと、好内容の追い切りを連発しています。前走は骨折明けで約1年ぶりでしたが、負荷をかける追い切りを消化できるようになっており、しっかり良化してきている印象です。