JRAのダート短距離重賞「カペラステークス」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
オメガレインボー(牡5、安田翔伍厩舎)
12/8(水)栗東・CW(重)5F71.9-4F55.3-3F38.9-1F11.5(馬なり)
栗東CWコースで単走。馬場の真ん中をうまなりのまま軽快なリズムで駆け抜け、後半で軽く気合いをつけられると抜群の反応を見せてラスト1Fは11.5と鋭く伸びてゴールしました。1週前は岩田康誠騎手を背にCWコースで一杯に追われ、4F52.2-1F12.2の好時計をマーク。最終は終い重点の内容でしたが、息の入りも良く、仕掛けてからも上々の動きでした。終いで一杯に追われた前走の最終追いよりも速い時計を馬なりでマークしており、上昇気配漂う走りを披露しています。態勢は整っていると見て良いでしょう。
ダンシングプリンス(牡5、宮田敬介厩舎)
12/8(水)美浦・坂路(重)4F53.1-3F38.5-2F25.4-1F12.6(馬なり)
美浦の坂路で単走。馬場の真ん中をリズム良く馬なりのまま駆け上がり、ラストも軽めに追われて1F12.6をマークしてゴール。終始馬なりで調整程度の内容でしたが、活気十分なフットワークで仕掛けたら一気に反応しそうな手応えは見せており、抑えながらの動きとしては上々です。1週前は前日の雨の影響で坂路の時計がかかっていましたが、全く苦にしない様子で4F51.6-1F11.9の好時計を楽々とマークしています。脚元の不安で2戦続けて回避しており今回は久々ですが、中間は坂路中心にほぼ休みなく乗り込まれており、久々でも力は出せる状態に仕上がっている印象です。
ミスズグランドオー(牡3、伊藤圭三厩舎)
12/8(水)美浦・南W(重)5F67.7-4F52.1-3F37.6-1F11.9(一杯)
田辺裕信騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。併せ馬の後ろを一定のスピードで追走し、後半は早めに内から並びかけると直線は鞭も入って一杯に追われ、ラスト1F11.9の好時計をマークして併入。仕掛けてから反応がやや鈍いところがありましたが、フットワークには力強さがありスピードを保つ動きは出来ています。もともと攻めは地味なタイプなのでその点を考慮すれば動けている方で、むしろ近走の中では一番良く映っています。調教から見る状態としては十分期待のもてる状態にあると言えそうです。