今週末阪神で開催されるチューリップ賞はソウルスターリングの圧倒的1番人気が予想されるわけですが、このレースに手を出していいか迷っているファンは多くいらっしゃることでしょう。メンバー的に見てもソウルスターリングの実力は抜けており、単勝1倍台が濃厚です。こういう時は基本的には「手堅く点数少なめでガッチリ当てる」という狙い方がセオリーでしょう。さすがにこの馬を蹴落とす予想をするのはなかなか難しいです。
堅いところでガッツリ資金を投じてプラスを狙う人も多そうですが、ここで大金を投じて一世一代の大勝負に出る度胸は私にはありませんし、そもそも普段はお小遣いの範囲内でしか購入していないごく普通のサラリーマンの私に、その範囲を超えた大金を競馬に使わせてくれることを妻が許してくれるわけもありません。私のようにいつもお小遣いの範囲内で競馬を楽しんでいるファンにとっては非常に買いづらいレースというわけです。
とは言えやはりここでのソウルスターリングは魅力。配当的な魅力はそこまででも、プラスにするだけなら簡単そうなレースとも言えますね。ソウルスターリングを絡めた馬券は全て配当が低くなるので、やはり点数を絞りたいところ。シンプルに買うなら単勝がいいでしょう。1着を疑問視している場合は相手を絡めて買いたいところですが、その相手として最有力視されているのが阪神JF2着のリスグラシューです。「阪神JFの1、2着が逆転する」という声もあがるほど有力視されている馬で、能力は間違いなく高い馬。この阪神JF1,2着のワイド馬券あたりがおそらく一番堅実な買い方ではないでしょうか。
2007年のチューリップ賞の再現となるか?
ちなみに、今回と同じように1,2番人気が抜けた人気を集めたチューリップ賞が過去にもありました。2007年のチューリップ賞で、1番人気のウオッカ(1.4倍)と2番人気のダイワスカーレット(2.8倍)がそうです。この時は人気通りに1、2番人気順の決着となったのですが、この時のワイドの払い戻しが110円、馬連が130円、馬単が200円でした。今年のチューリップ賞も似たような配当になるとすれば、多少前後したとしてもワイドで1倍台前半。資金的に大金を投じることができない場合、最低でも2倍くらい付く馬単から狙うのが妥当といったところでしょうか。
この2倍の馬券を堅いと思うか、実際そこまで期待値は高くないと思うのかは人それぞれだと思います。いずれにせよ、今年のチューリップ賞は投じる資金額によって買うか買わないかが大きく別れるレースだと言えるでしょう。個人的にはリスグラシューの単勝と、リスグラシューからソウルスターリングの馬単に普段と同じ資金額で挑んで楽しむ程度がちょうどいいかなと思っております。たまに某インターネットの掲示板などで「◯◯の単勝にボーナス全額いく」とか書いてる人を見かけますが、私にはとてもそんなことはできません。冒険するのもいいですが、立ち直れない金額で勝負することはしないようくれぐれも注意しましょうね。