土曜日の阪神後半戦は、比較的人気通りに収まりそうなレースばかり。メインのチューリップ賞は、ソウルスターリングとリスグラシューが桜花賞へ向けてどんな走りを見せてくれるのか。個人的には馬券云々よりも「観る」一戦だと感じています。
特別3レースはやや控えて、勝負は最終12R「4歳上1000万下(ダート2000)」。出走メンバー中、唯一の現級勝ち馬となるマユキですが、近走は「賞金を拾える番組選び」というローテーション。新人騎手のハツラツとした騎乗に期待はしますが、到底買える要素は見つかりません。
スポーツ紙、専門紙ではオーバーカム、アガスティア、ジョースターライト、ストライクイーグルあたりに印が集中しそうですが、いずれも死角持ち。大波乱も視野に入れて、馬券を組み立てたいと思います。
狙いは大外13番のニホンピロシナバー(牡5 栗東・大橋厩舎)です。通算成績22戦2勝、最優秀ダートホースにも選出された兄ニホンピロアワーズと比べてはかわいそうですが、こちらも1000万なら突破できる力はあると見ています。
今回は俗にいう叩き3戦目というローテですが、実はこの馬。叩き3戦目での成績がズバ抜けて良いのです。ここまでの22戦中、叩き3戦目は4回あってその内訳は8、1、3、1着。「なんだ!8着があるじゃないか!」と言われそうですが、これはデビュー3戦目での芝でしたので、ダートに絞れば【2-0-1-0】。完璧な成績が浮かび上がってくるのです。
さらに今回からブリンカー着用。おっとりとした性格で、この手のタイプはブリンカーが有効的。手の合う和田騎手へと戻り、嫌気を差さない外枠も好材料。とにかくここは好走条件が揃いまくっています。
なぜか、負け前提で捉えられることがほとんどの12Rですが、負けてる人も勝ってる人にもぜひとも買って欲しい一頭です。