3月12日(日)の中山競馬場メインレースは「第35回中山牝馬ステークス」。過去10年の中山牝馬Sにおいて、3着以内に入った二桁人気の馬は10頭にもおよび、三連単の配当が10万円を下回ったのはたったの3回のみとなっております。波乱の傾向が強いレースで人気薄の激走には要注意しなくてはならないレースです。
さて、今年の中山牝馬Sも登録馬を見てみると何だか荒れそうな気配がプンプンします。前走ターコイズSを勝ったマジックタイムや、前走エリザベス女王杯で4着のパールコードなど、近走で好走している馬が人気の中心となりそうですが、中には桜花賞2着、オークス1着と過去にクラシックで活躍したヌーヴォレコルトや、2015年のエリザベス女王杯3着のタッチングスピーチ、2015年のスプリンターズS3着のウキヨノカゼなど過去の激走馬が勢揃いです。
今回オススメの穴馬はウキヨノカゼ!初の1800mで一変に期待!
個人的に穴馬で推奨したいのはウキヨノカゼです。中山1600mのフェアリーSで2着、中山1200mのスプリンターズSでは3着とコース適性は悪くありません。しかし近2戦は中山の1600mで4着、9着と得意のコースで敗退。今回も中山ですが、舞台は初挑戦となる1800m。ウキヨノカゼは、スプリントでの豪快な追い込みが印象的な馬ですが、中団追走するにはやはり長いほうが合うでしょう。
マイルからスプリントへ転向しスプリントで好走して活躍。近3戦では距離をマイルに戻しましたが成績はイマイチ。そしてさらに延長して初の1800mに挑戦という流れで今回来ておりますが、1ハロンの延長が案外利いて一変する可能性は十分あります。
今回想定では鞍上が田辺裕信騎手となっておりますが、近2戦で好騎乗が無かったことを見てもこの乗り替わりは立派な鞍上強化と言えるでしょう。2走前のターコイズSでは休み明けで勝ち馬のマジックタイムと0.3秒差なら、今回はハンデ差とマジックタイムが逆に休み明けの分で逆転の可能性もあると見ております。