今週から中京競馬が開催。土曜日のメインレースは「第53回金鯱賞」が開催されます。「もう金鯱賞かぁ、1年は早いなぁ」なんて感じているファンもいらっしゃるかもしれませんが、それもそのはず、金鯱賞は3ヶ月前に行われたばかりです。今年から開催時期が変わったことで昨年12月に行われたばかりの金鯱賞が3ヶ月後にまた開催という非常に不思議な事態に陥っているのです・・・。
昨年の金鯱賞は、と言っても3ヶ月前ですが、4番人気のヤマカツエースが外から進出して差し切って優勝しました。今年の金鯱賞にもヤマカツエースが登録しておりますが、時期は違えど同じ舞台ですからやはりヤマカツエースを有力視するのが妥当といったところでしょうか。鞍上はまだ未定となっておりますが、おそらくは昨年同様池添謙一騎手で挑めると思いますし、今回の1番人気の最有力候補と見て間違いないでしょう。
ヤマカツエースは有力も、今年は去年居なかったメンバーに注目したい
昨年居なかったメンバーで個人的に注目しているのはステファノスとルージュバック。ステファノスは昨年末に香港カップで3着に健闘し、2走前の天皇賞秋でも3着。国内外のG1で好走しており、中京は新馬戦(4着)以来走っておりませんが2000mでは[0-3-2-2]と勝ちきれないまでも比較的安定はしております。ただ、本命はこの後の大阪杯ですから、前哨戦でいつも馬券圏外に飛ぶこの馬から買っていいのかどうかが悩みどころです。
ルージュバックは重賞を3勝しオークスでも2着という実績があり、抜群の切れ味を武器とするタイプです。勝っている3つの重賞はいずれも1800mで、切れ味が活かされる東京コースなどではハマりやすいタイプだと思いますが、2000mは2戦のみで[1-0-0-1]中京も未経験ですから急なコーナーの中京で2000mが舞台となるとどうかという不安はあります。とは言え戦ってきた相手は強い馬ばかりですから侮れない一頭です。
他にも昨年の金鯱賞の2着馬パドルウィールや、2番人気で3着に入着したサトノノブレス、3番人気で5着に入着したリアファルなど、昨年の有力どころも出走する予定となっております。個人的には馬券を取らせてもらったヤマカツエースでもう一度!と言いたいところですが、ムラがある馬ですから買いづらいというのが正直なところです・・・。むしろ人気を集めるであろう今回は外して考えても良い気がします。開催時期がコロコロと変わる安定感の無いレースですから、ここは予想も前回のことは忘れて、前走出走していなかったステファノスやルージュバックなどから予想で組んで見るのもアリだと考えております。