【加付式“連番の法則”】阪神JFなど先週の回顧・検証

先週は、日曜阪神での2歳牝馬GⅠ「第73回 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)」をメインに、前日土曜に中京で「第57回 中日新聞杯(GⅢ)」、日曜中山で「第14回 カペラステークス(GⅢ)」が行われた。

2歳GⅠのジュベナイルフィリーズは、混戦模様の中から3番人気サークルオブライフ(M.デムーロ騎手)が直線鋭い伸び脚をみせ、3連勝で2歳牝馬チャンピオンに。前走アルテミスSに続いて重賞連勝となった。2着に8番人気ラブリイユアアイズ、3着に無傷の4連勝を狙った4番人気ウォーターナビレラが入り、結果は1・2着での「一組連番」決着となった。

他2重賞は残念ながら法則外決着に終わったが、土曜の中日新聞杯では3連単236万の大波乱となった。

先週一週間の主なニュース

アグネスデジタル
国内外の芝GⅠ、そしてダートGⅠとGⅠ通算6勝を挙げたアグネスデジタルが亡くなったことが、8日に公表された。享年24歳。
岩田康誠騎手
土曜GⅢ中日新聞杯を8番人気ショウナンバルディで制し、JRA重賞100勝を達成。史上11人目、現役7人目となり、地方競馬出身騎手としては史上初の快挙達成となった。
通算300勝
土曜中山1Rで武藤善則調教師(美浦)が、同日中京12Rで高野友和調教師(栗東)が、それぞれJRA通算300勝を達成した。
香港国際競走
12日に行われた同競走にて、香港ヴァーズをグローリーヴェイズ(J.モレイラ騎手)が、また香港カップをラヴズオンリーユー(川田将雅騎手)が制し、有終の美を飾った。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

12月11日
-中山阪神中京合計出現率(%)
ALL連番2(1)1(1)2(1)513.9
一組連番44(1)3(1)1130.6
同番123(1)616.7
合計778--
出現率(%)58.358.366.7--
12月12日
-中山阪神中京合計出現率(%)
ALL連番1(1)12(1)411.1
一組連番4(2)7(2)6(3)1747.2
同番211411.1
合計799--
出現率(%)58.375.075.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

先週も2日間3場開催の計72レースで「一組連番」が計28レース、「ALL連番」が計9レース、「同番」が計10レース、という内訳。好調維持の「ALL連番」「同番」2組が、またもや大量出現。平常時の確率メイン「一組連番」は再び「ALL連番」「同番」に押し下げられた週となった。配当的には、100万超がすべて法則外からとなり超大型こそ出なかったが、10万超99万未満の高額が荒れるローカル場中京を中心に多く出現。場別出現率では「58.3%~75.0%」と、オール5割以上の法則好調を維持した。

直近2週で復調していた「一組連番」が、先週再び他2組に押される形でやや減少。日曜には復調したが、土曜は「ALL連番」「同番」だけで11回の出現もあって、「一組連番」は3場すべてで半数以下と5割を切った。ただ日曜には、冒頭のGⅠ「阪神JF」で勝利した3番人気との人気薄「一組連番」が10万馬券の高配当を演出。また、中山・中京では出現の半数を「同枠・一組連番」が占め、特に中京では1番人気と12番人気、2番人気と9番人気など推奨人気との人気薄「一組連番」から「10万超99万未満」の高額だけで半数の3回を占めた。引き続き「同枠」、特に人気薄「一組連番」には目を光らせてほしい。

好調持続の「同番」は、先週も土日で計10回と大量に出現。その内6回を占めた土曜は、中山で1番人気との人気薄「同番」かつ1番人気3着付けでの27万、中京でも3番人気との人気薄「同番」から31万など高額配当も。人気薄に該当したのは各々「11番人気」と「14番人気」といずれも2桁人気。「同枠・一組連番」でも度々記しているが、やはり「同番」を抑える際も該当馬の人気は気にせず抑えてほしい。「人気薄過ぎて手を出せない」ではなく、「2桁人気だ、チャンス到来」と捉えて抑えることを強くお勧めしたい。

最もお勧めの「ALL連番」は、先週も土曜5回、日曜4回の計9回とこちらも好調を持続。しかも3場土日すべてから満遍なく出現し、安定の好調ぶりを先週も示した。土曜は3場すべてからお勧めの「同枠2頭絡み」ALL連番出現でオール万馬券。中でも中京では前週、「3頭中2頭」とりわけ「1~5番人気内2頭で組める『ALL連番』」などを活用いただくと良いとした4・5番人気絡みの「ALL連番」から17万の高額配当をみせた。引き続き、推奨人気内2頭で組める「ALL連番」はお勧めしておきたい。

「万馬券の宝庫・最終R」は、6回中4回が法則決着。ただ、配当的には1桁万馬券2回のみと法則的には不発と言えた。唯一の高額となったのは、日曜中京の「法則外・95万」。高額配当の一発の威力は潜んでいるはずなので、まだまだ諦めずに挑んで」いこう。